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5/25/2010

The story of Betty's early life

 わたしはある夏の夕方、この家に拾われた。2ヵ月半ぐらいだった。
 最初の家族は、わたしをブリーダーに返品したのだ。先住犬を病気になるほど困らせたからだって。結局ブリーダーも実の母犬もわたしをもてあまして、ずっちゃんファミリーに助けを求めた。


 そこでこの町で新しい家族探し作戦が行われた。あちこちお願いして歩いて日も暮れかかった頃、Cookieを散歩中のパパが哀れなわたしを見てしまったというわけ。
 夏風邪で寝込んでいたママも無理やりベットから引きずり出され、高1だったAoaoのおねだり攻撃を受けているうちに、わたしはこの家の子になった。いつものように最後に決めたのはママ。結構甘いよね。


右の炭ちゃんはこの後まもなく割れて修復作業が行われた。
犯人はAoao。

 この頃のことはよく覚えていない。とにかく不安で、ひたすら誰かにくっついていた。いたずらをするひまもなかった。あまりに情けない顔をしているからと、アグリー・ベティから名前をもらってしまったほど。


  最初の一週間、わたしを無視して徹底的に避けていたCookie。でも、どうしても遊んでほしくて後ろ足や口の横をちょっとばかり噛んで誘ってみた。あちこち血が出ちゃったみたいだが、黒いから人間たちは気がつかない。ラブの子犬ってこんなものでしょ。


 ついに逆切れしたCookieがわたしに反撃した時、みんなの喜ぶこと、喜ぶこと。やっと自信がついたCookieは、わたしとジュラシックパークみたいなバトルを繰り広げ始めた。あの夏は9歳だったんだね。


なぜか時々線対称。
ご飯はひと粒も分けてくれなかった。

 それから最後の朝までずっと一緒。短かったけれどすばらしい1年半だった。