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7/31/2010

Lily Pollen Stains

 ぼくは、今朝なぜか左の眉毛あたりが鮮やかに黄色くなったDenny。

写真じゃみえないんだなあ。
今だけの同じサイズ姉弟。

 ママはびっくりして拭いてみたけれど、まったく落ちない。水をつけても無理。
 朝ごはんのママーレードかな?絶対シナモンだとAoaoが言うが、あれはもっと暗い色調。どこかにこすりつけたのか、何かが色落ちしたのかって大騒ぎ。パパは「あ~あ~、かわいそうに」って言うだけで、朝の連続テレビ小説に気をとられている。

 匂いでわからないのかな、人間は。これはね、百合の花の花粉だよ。ちゃんと始末してないから床に落ちたんだ。まあ、真っ黒のBettyなら、何がついても目立たないから気楽だったでしょ。

 夕方になって、やっとそのことに気がついたママだった。ずいぶん薄くなって、もう気にならないよ。まあ、幸せの黄色いゴールデンってことで、いいことがあるかもね。

    
廊下はすべるから
本当は遊んじゃいけないんだけれど、
Bettyが、むこうから誘っている。

パパの靴下を持ち出したのはどっちでしょう?

7/30/2010

Reunion!

 わたしは強気で弱虫で甘えん坊のBetty。

 うわさに聞いていたシャイロシェパード姉妹の飼い主さんMrs. シャイロがやってきた。米国から夏休みで帰国して、忙しい中この町にも旧交を温めに来てくれたのだ。

 さつきドッグランの創立メンバーであり、初代のBAALはCookieの巨大なボーイフレンドだった。現在は2頭の美しいシャイロシェパード姉妹を育てている。今回は向こうでお留守番しているけれどね。さつきドッグランのHPの写真を見て!

 昨晩は10年来の犬仲間との歓迎会が行われた。
 一昨年はBAALも一緒に帰国して、この町の仲間たちとあいさつを交わしたそうだ。その時の仲間の多くは今、空の上。きっと飼い主たちのごきげんな様子に、みんなでにやにやしているはず。本人たちは10年若返ったつもりだよ。それにしても、子どもたちはみんな大きくなったねえ、なんてね。

おみやげにいただいた
牛の微妙な部分のジャーキー。
なぜか食がすすまないDenny。
妙に動揺するパパ。平気な私。

ぼくは普通のガムでいいや・・・
女子にはわからないでしょ!

 今日は、巨大ゴールデンになりそうなDennyの犬育てのアドバイスをもらうべく、無理を言って我が家に来てもらったママ。スタンダードプードルのリリの飼い主さんも一緒に来てくれた。

 いつものように吠え立てて文句をつけたわたしだけれど、相手が悪い。Mrs. シャイロにはかなわない。ママにも注意されて、すねて端っこに隠れて、でもなぜか彼女の足元で寝てしまった。よその人のそばで寝るなんて珍しいんですけど。

 そうそう、Dennyはどうみてもかなり大きくなるようですよ。わたしのちびラブぶりにも驚かれたけどね。犬の話ばかり果てしなく続いた。本当に楽しそうだね、ママ。

 今回はわたしたち同じような体重、体高だったけれど、次回お会いする時は、ちび黒でか白コンビのはず。
 また、ぜひお会いましょう。そっちのでっかい姉妹にもよろしく!

図体が大きいだけじゃ、
まだまだ私にはかなわないわよ

7/28/2010

We Feel Tired.

 ぼくは、パパとふたりでは歩きたくないDenny。
 体もどんどん大きくなって、またしても爪がぐんぐん伸びてきた。飛びついてTシャツに引っかかると、爪にずっしり体重もかかって穴が開く。

 そこで朝の9時過ぎに、パパがぼくをマンションの横のサロンへ連れて行くことになった。
 元気よく出て行ったはずが、すぐパパからママに電話が。

「歩かない。エントランスの前でどっかり座り込んで、しわしわの顔で拒否している。」

 そう、こんなに暑いのにどうして歩かなきゃいけないのか、ぼくは理解できない。パパとふたりだけで歩いたことなんかないし、いまさらおやつなんか出したって、ちっとものらないね。

 結局Aoaoが出動して、問答無用の最強のリーダーとはどうあるべきか、パパにお手本を見せてくれた。はいはい、Aoaoに逆らうほど愚かじゃないですよ。歩きます。ついていきます。
 パパが面目丸つぶれなのは言うまでもない。ごめんね、素直な今の気持ちなんだ。

爪切りだって平気なんだ、ぼく。

ちゃんと歩けば
爪なんか伸びないでしょ。

 昨日から、我が家はAoaoの部屋の模様替えで大騒ぎだ。犬の住環境ばかり整えていたけれど、人間の娘は幼稚園以来のお子さま家具に囲まれている。アンパンマンのシールが残っているんだよ。
 しかも整理整頓の嫌いな彼女の部屋は、妙にかわいいブラックホール。なんでもあるが、どこになにがあるかだれもわからない。受験前なのに悪い気がたまってしまいそう。

 まずは古い家具を解体し、埋蔵されていたガラクタの山を押しのけて、IkEAのベッドをママとAoaoが組み立てることになった。気の短い母娘はパパを待っていられない。

 実際は組み立てより、片づけがものすごい重労働。当然、些細なことでけんかが始まるうちの人間たち。昨日はBettyもぼくも2人の殺気に驚いて、静かに終了を待っていた。夜中まで険悪な作業は続いた。

説明は世界共通の図、図、図。
そして、ねじ、ねじ、ねじ。
さすがに伸縮ベッドは疲れるよ。

 今日はパパがお休みをとって、ごみ処分担当。粗大ごみの始末は大変だけれど、大切なことだ。

 人間たちは今日も一日よく働いた。しぶしぶ夏期講習の予習をするAoao以外、もう眠くて眠くてたまらないんだって。限界だね。

 お疲れさま、さあ、ぼくたちと寝よう。明日も早いからね。

7/26/2010

St. Mary Mead

 わたしは、ミス・マープルみたいに人間をじっと観察しているBetty。この町は、セント・メアリー・ミード村みたいに事件こそないけれど、すべての答えがひそんでいるのかもしれない。

 早朝5時過ぎ出発の散歩が続く。Dennyの歩き方練習も続く。
 一緒にはしゃいで引っ張ってしまうので、私までトレーニングのし直しをさせられている。正確に言うとパパの散歩特訓というべきかも。

どっちがどっちでしょう?

 早朝散歩仲間には、Dennyの人間の赤ん坊の友だちもいる。きれいなママと小さな小さな黒いプードルの女子と一緒に、遠くからDennyを待っていてくれる。

 この犬は実はCookieの友だちだった。とてもこわがりで恥ずかしがり屋なのに、なぜかCookieにだけはあいさつしてくれた。
 「弱虫仲間だね」ってあの頃連れていたおばあちゃまとうちのママが笑っていた。

 小さすぎるこのプードルは、小さすぎるラブのわたしのことは、ちょっとこわいみたい。
 でも、なぜか大きすぎるDennyには平気。あいつもいい子ぶっておとなしくしている。犬好きの坊やにもさわらせ放題。お散歩をお願いできるぐらい大きくなるのは何年後かな?

わたしは驚かせちゃうから遠くから。

今年初のせみの抜け殻だ!

 最近この町はお別れが多くて、ママは元気が足りない。でも、ぷつんと終わってしまうのではなく、そこからまた新しいつながりが次々と生まれていくみたい。だから、歩こう。おはようってあいさつしよう。

 空の上のみなさん、こっちの若いこどもたちは仲良くやっていますよ。どうみても弱虫仲間じゃないけれどね。

7/25/2010

Crocodile Dundee

 ぼくはタフな野生の男、Denny。
きのう我が家にやってきたワニには、Babyワニがくっついていた。30cm足らずの地味な顔の赤ちゃんワニに、ぼくたち2人は夢中になった。巨大ワニは十分存在感があるのに、もう注目されない。

 Cookieと同級生のラブ仲間の飼い主さんたちが、うわさのゴールデンのでっかい幼児、つまりぼくを見学に来た。

 ぼくはラブよりずいぶんテンションが低くて扱いやすいと、ママが吹聴していたらしい。

 しかし、大型犬の子犬を見ると興奮してしまう性分の人間たちが3人もそろうと、犬だって影響を受けますよ。同じくサービス精神満点のBettyと、エンジン全開でリビング中暴れまくってしまった。

 ちっともおとなしくない巨大な子犬をお披露目してしまったね。
 興奮しすぎないように、ぼくたちの呼び戻しをするママ。2匹ともすぐ集まって見事に決まるんだけれど、すぐバトルは再開される。

気の毒なBaby。
人気者はつらいね。

 らら&あんずのラブ姉妹の飼い主さんまで、延々続くバトルにずいぶん驚いていた。11歳のららは生意気な行動をそうそう許さないし、2歳までもう少しのあんずはすぐ降参するんだって。意外だなあ。

 やっぱり、2歳の娘と4ヵ月の幼児の遊びは激しいのかな。女子同士と男女だと違うのかな。
 しかし、CookieとBettyはもっと過激でワイルドだったらしい。ゴールデン相手だからこんなものだろうと思い込んでいたママは、ちょっとどっきり。

 でも、お客さんがいるとはしゃぐ人間のこどもと同じだよ。いつもはこんなに長時間しないもの。
 みなさんが大笑いしてお帰りになったとたん、ばったり倒れて寝ました。ママも相当疲れたね。

7/24/2010

The Snow Queen

 わたしは、走って食べて遊んで寝て、犬の時間を楽しむBetty。
昨日のことにくよくよしたり、明日のことを考えてびくびくしたりしない。家族を信じていればいいんだから。

大特価になっていたイケアのワニ。
500円でおつりが来た。

 悲しい知らせが続く。われらが雪の女王シべりアンハスキーのキックが亡くなった。13歳の誇り高い一生だった。

 男子女子にかかわらず、誰にも頭を下げたことのない無敵の女王だった。この町で、あえてはむかう犬を見たことがない。格が違うという言葉を体現していた。
 我が家は代々ずっと服従を誓っていた。Dennyも抱っこされて、ごあいさつ申し上げた。

 誤飲による数度の緊急手術や、厳しい闘病から、何度も鮮やかによみがえった生命力。家族みんなで力を合わせてキックを支えていた。大変なご苦労だったはず。

 その終わるはずのないキック伝説が、とうとう終わってしまった。

 空の上では、病気から自由になった完全無欠のキックが登場して、瞬時に女王交代になったはず。気弱なCookieはうまく立ち回っているかな。

この町の犬たちには、
キックの伝説が語り継がれるはず。

 キックの代わりに、Mishkaってハスキーからご家族にメッセージを送ってもらうね。うちのママはね、キックのおしゃべりが大好きだったんだよ。わたしはおやつをくれるMrs. キックが大好きなの。
Husky Dog Talking
 

7/23/2010

Making small talk

 ぼくは、デニー・デップリと改名されそうなDenny。

 ここ数日、ぼくの足腰ががっしりしてきた気がしていたママだが、夜の闇の迫る中、英ゴル仲間のハリー大王とジュディ姫の飼い主さんたちに、しっかり触ってもらって承認をいただいた。確かに筋肉がついてきた。
 でもね、そこにたどりつくまでが大変だったんだ。

冷水シャワーの後のぼく。
夜の7時でもアスファルトの歩道は熱いよ。

 ママは夏バテが落ち着いたので、「2匹続けてほんのちょっと日没の散歩」を企画した。

 同じく日が落ちてからの散歩を考える犬仲間が多くて、おしゃべりしていると前に進まない。Bettyだけで予定の時間を軽く超過。AoaoにBettyの足を洗わせて、原っぱでのんびりしているハリー大王に謁見させていただくために、ぼくが出動。

 ぼくさあ、エレベータを降りたとたん、くじけちゃうんだって。やだよ。歩かないんだよ、もう。
 だいたいママがあちこちでおしゃべりしていたから、悪いんじゃないか。

 暑い中、これ以上大王を待たせられない!と、ママは18kg強を抱えて少し走って、貧血を起こして、頭にきて、ついに嫌がるぼくを引っ張ってどんどん前進した。

 あたくしについてらっしゃい!
 そうそう、この気合がないと犬はついて行かないんだ。リーダーにならなきゃでしょ、ママ。

 待っていてくれたMrs. ハリーにすごく甘えられたから、最高楽しかった。ええい、飛びつけ飛びつけ!って疲れたママは息も絶え絶えになすがまま。

 公園をはさんでほんの数分の距離なのに、マラソンしたみたいに消耗したね。帰りは恥ずかしながらジュディ姫に送ってもらったんだ。いつか、ぼくが守ってあげるよ。
 彼女がイングリッシュコッカーのハービーに上手にごあいさつしていたので、ぼくも真似しておとなしく自己紹介できたよ。

犬はお互いの匂いを嗅げば
延々としゃべらなくてもわかるのにね。

 帰ったらBettyが疲れたでしょって笑ってた。この町の犬は世間話にのんびりつきあう宿命なんだ。ご主人様の足元でつきあってくれたみんな、お疲れさま!

 待ちに待ったごはんの後は、歯磨きして寝ようね。

ビルバックのチキン味のペーストと
人間の赤ちゃん用の指歯ブラシが
Bettyの最近のお気に入り。

7/22/2010

The Phantom Menace

 わたしはいつのまにか幻の王女となったBetty。
日々増大する反乱軍の攻撃に耐えている。ついにパパまでわたしの味方をしてくれるようになった。

ずしん。
わたしはどこ?
のしのし。
だから、わたしは??

 生きている修正液Dennyのおかげで、まともに写真に写らない。ええい、じゃまくさい。

 どうもおかしいと思っていたら、夕方動物病院に一緒に行った時に謎が解けた。
 わたしは混合ワクチン、Dennyは狂犬病の予防接種、そして共にフィラリアのお薬のために、初めて揃って病院ツアーだ。パパもママものんきにコストコに買出しになんか行っているから、受付終了間際に滑り込むことに。

ぐびぐび。
水を飲んでもでっかくなるって本当かもね。
文句ある?って顔やめようよ。

 先生方も驚くでっかい子犬Dennyは、なんと18.3kg。なるほどね。こんなに大きくなったらじゃまなはず。大物Dennyは注射も極めて無表情に終了。

 わたしはベスト体重のままの21kg。ママにしがみついてぶるぶるしながら注射をした。Dennyはすでに外に出ていて、こんな姿を見られなくて本当によかった。実は気弱な乙女なんだから。

 最近わたしの片ひじの毛が丸く抜けていて、Dennyにいつも噛まれる場所だからか、座りタコのせいかわからなかったけれど、どっちにしろ心配ないらしい。
 そういえば、あいつの前足の血豆も治っちゃった。わたしがくわえやすい場所って決まっているみたい。ワイルドな姉弟プロレスはまだまだ続く。

ボールを取り合っていたはずが、
Dennyが仕掛けて肉弾戦になる。
このアイアンバロンのボールは、
ものすごく闘争心をかきたてる。

 今回の体重計測の結果、フィラリアの薬がふたりとも同じ量になった。お気の毒さま、ママ。 

7/21/2010

May The Force Be With You!

 わたしたちはママの看護チームBetty & Denny。

リビングのソファーベッドでごろごろ。
犬たちは病人に寄り添うべきなんだけど、
暑がりのDennyには無理。

 今年も夏が始まったとたん、夏バテ状態に陥ったママ。朝5時のDennyの散歩だけで体力を消耗し、犬ごはんだけは作って寝ている。でも、テレビ見ながらのんびりしてるんだから、実にいい身分ですね。

 最近のママは、体調がおかしいと無理などせず、休養宣言をする。他の家族はすごくすごく丈夫なので、他人の不調は全く気がつかない。自分で気をつけないと。

 現在、NHKの衛星映画劇場でSTAR WARSをエピソード順に放映していているが、パパはその録画がブルーレイディスクできちんとできているかの方が、ママより気になるらしい。彼はこの録画機能を使うのは初めてなんだ。買うだけ買ってろくに使っていないものって結構あるようですね。

 さあ、夏が苦手なみなさん、今年もなんとか乗り切りましょう。
フォースと共にあらんことを。
http://www.youtube.com/watch?v=yH8b5ruc_-E

7/19/2010

Bell Pepper Toilet

 ぼくは、予想外のビビリ男のDenny。
朝、Bettyにくっついてドッグラン見学に向かったけれど、車に乗るのも降りるのもドキドキしてしまう。

びくびく。
ぼくをだっこして下ろすのは重すぎるって
ママが意地悪を言う。
5ヶ月になるまで入会できないんだ。
フェンス越しにBettyの活躍を見る。
もじもじしてる赤ん坊は
お家にいればいいのに。

 少し後にやってきた英ゴルのジュディやサルーキーのエルメス兄さんに、びくびくしているところを見つからなくてよかった。おとなっぽくなったジュディの前で、恥をかきたくないからね。
 しかし、朝の6時前なのになんていう暑さだろう。

 さて、受験生に夏休みはあってないようなもので、働くおじさんも3連休はフルに使えない。結局ぼくたちと取り残されたママは、トイレの新築を始めた。

 ママは、以前ハリー大王の家で拝見したきれいな緑の箱のトイレがうらやましくて、コストコに行く度に同じものをずっと探していた。
 コストコって商品の空き箱が積んであって、持ち帰り用にもらえるんだよね。果物や野菜など、なかなかかわいい箱もある。

 やっと見つけた箱にはBELL PEPPERとある。これってピーマンのことなんだね。2つつなぎ合わせると出来上がり。

以前の箱よりひと回り大きいんだ。
夏らしいトイレだね。

旧バージョンのトイレ。
このレッドグローブの赤い箱は
この2ヶ月でかなり痛めつけられた。

 暑い1日の終わりにちょっと外に出たら、妹のかめと1ヶ月ぶりの再会!やあやあやあと軽くじゃれてあいさつして、ぼくたちは平常心に戻った。周りの人間たちは感動の再会を期待していたが、こんなものさ。
 まあ、先住犬と暮らしている子犬ならではの反応だよね。他の犬にそれほど激しく興奮しないんだ。

 Mrs.ずによるとかめのミドルネームはキャメロンになったらしい。かめならデニ男、CameronならDenny。いい兄妹でしょ。

7/18/2010

Summer Time

 わたしは、4時半からママの起きるのをじっと待っているBetty。
今日も暑い夏の休日が始まった。最近はパパが5時にさつきドッグランに連れて行ってくれる。

日中は暑くてつらいので、
早朝キャッチボールが定番。

 この間にママが人間と犬の朝ごはんの用意をする。自宅待機のDennyは、自分たちのタッパーが開けられたとたん、「早く食いたい!」と叫び出す。子犬の癖にママの手順を完璧に覚えているのだ。でも、わたしが帰るまで待って!

 Aoaoが夏期講習に出発した後、Dennyの散歩。相変わらずわたし抜きで遠出する気はないDenny。マンションの横の広場で、通りかかった先輩をつぎつぎとお出迎えしているうちに、1時間近くたってしまった。明日はもっと歩こうね。

パパがベランダから盗撮。
ジュディはどんどんコートが伸びてきた
お散歩の後は、冷水で足を洗いながら水遊び。
ファンの前で乾燥しながら爆睡。

 パパとママが、喧嘩しながらゴルフの練習に行っている間、わたしたちはお昼寝している。

 帰ってくるなり、ママのシャワーに付き合って、わたしもシャンプー。Dennyにがぶがぶされて、首の周りがいつもべたべただから、すっきりした。最近Dennyばかり目立つから、輝きを取り戻さないと。

 再びみんなでお昼寝して、いよいよさつきドッグランの草刈だ。しかし、冷房で体を冷やしすぎたパパは腰が痛くてたまらない。仮病じゃないかとママに疑われながら、今度はパパがわたしたちと自宅待機。

 前回は雨で中途半端だったから、今回の草刈はちょっと大変だったらしい。夏の草の成長は本当に驚きだ。皆さん、お疲れさま。会員犬を勝手に代表して、お礼を申し上げます。わたしたち幸せな犬です。
 ドッグランの仲間達は、こうして汗まみれになって犬の広場を整備し続けてもう10年。今の子犬たちがおじいちゃんおばあちゃんになっても、ずっとずっと続きますように。Cookieみたいに最後の最後までここを楽しみたいの。

 夏のなんでもない1日が終わる。夏雲がダイナミックですばらしい。いい風が吹いてきて、湿気が少なく感じるよ。明日も暑くなるね。
 

7/17/2010

The rainy season is over!

 ぼくは、初めての梅雨を乗り越えたDenny。
 散歩が今ひとつ盛り上がらないので、今朝はBettyと一緒に歩いた。パパがBetty、ママがぼく。1匹ずつだよ。
 どんどん蒸し暑くなってきた。今日、夏が来たんだ。

いまだけママひとりでリードを持ってみた。
向こうから仲良しが来たら、犬ぞり状態?
パパも念願の2頭引き
・・・というか、2頭座り。暑いからね。
Bettyが先に帰ったから、
今度はりたこげ姉妹に密着。

 今まで雌ばかり飼っていたから、気立てのよさそうな雄には愛想よく、同性の雌には力関係で態度が激変、という犬つき合いだった我が家。

 ところが、ほんの子犬だけれど一応雄のぼくには、周囲の反応が微妙に違うみたい。

 多少気難しい先輩女子でも、ぼくには実に寛容だ。ぼくがお尻の匂いをしつこく嗅いでも大目に見てくれる。さらに、Bettyを見ると逃げ出した気弱な小型犬の女子も、道の向こうでぼくを待っていたりする。

 逆に多くの男性諸君は、本当に微妙な距離をとる。匂いをしっかりチェックして、とりあえず覚えておくから、って感じで立ち去っていくパターン。


 おそらくBettyと交友関係がかなり違うから、一緒に散歩ばかりしていると、けん制しあって世間が狭くなっちゃうかもねって、ママは言う。

うらぎりっこなしだよ。
自分のごはんを食べようね。

  体高が伸びてきたので、食事の台もおとな用に変更。Cookieが使っていた食器も使わせてもらうことになった。

 ママが手作り食を始めて何が一番驚いたかというと、食器の大きさの問題だ。
 ドライフードと違って、手作り食は水分も多いのでかさがある。最初はそれを、いつもの食器にたっぷり入れてCookieに与えた。彼女も掃除機みたいにあわてて食べるので、周囲に飛び散って大惨事になってしまったんだって。
 やっぱり人間用の一番大きなボウルサイズがぴったりくるんだ。

 他人のごはんを横取りするのはもちろん、顔を近づけるのも、落ちたごはん粒を食べるのも、絶対に許さない!とCookieから仕込まれているBetty。
 だから、かろうじて我慢してくれているんだね。でも、ぼくだって食べる速さが、Bettyとそう変わらなくなったよ。

7/16/2010

Natural Disaster

 わたしは夏の日差しは苦手な黒ラブBetty。
 この漆黒のコートは、ぐんぐん太陽光線を吸収して熱を持つ。しかも楽しいと加減を知らないラブは、ひと休みなんかしないから熱中症の危険があると言われる。
 我が家はCookie以来、夏は吸血鬼みたいに極力日光を避けて暮らしている。Dennyも暑いと気力がないよね。

夏の散歩の後は、みんなへとへと。
ママも掃除機を出したままぼんやりしている。

 わたしたちが住むこの町は、なぜか今年は雨も少なく、今日は真夏のような青空が広がっている。

 しかし、日本のあちこちで梅雨前線のもたらす災害が起きている。その被害のニュースを真剣に見てしまうママ。他人事には思えないらしい。

 Aoaoが赤ん坊の頃、ママの一族の故郷長野の山間の小さな村が、集中豪雨の被害にあった。村が寄り添う姫川が決壊する恐れがあったのだ。村にずっと住んでいるママのじいじも、当時とっくに70歳を超えていたのに、みんなと土嚢積みをして村を守った。

 その数日間、ひ孫にあたる小さなAoaoを抱っこして、ニュースをドキドキしながら見ていたことを思い出していたママ。今朝、偶然じいじから宅急便が届いて、お礼の電話でその話をしていた。村の防災対策もさらに進んで、今のところ心配ないらしい。

 じいじは現在もすごく元気で、今年は海外旅行はやめて北海道にすると笑っていたんだって。
 人生がんばったご褒美だから、まだまだ楽しんでください。

ママの愛用のまくらはDennyに狙われている。
これ、すごく首にしっくりくる。
おもちゃにさせるわけにはいかない。

 異常気象が続いているから、いつ何が起こるかわからないけれど、きっとパパもママも必死で家族と町を守るんだろうな。わたしたち犬のことも、大騒ぎしてなんとかしようとがんばるはずだ。
 このマンションの1つ1つの窓には、そんな家族がいっぱいいるんだ。

7/15/2010

Wind Passage

 ぼくは、意外に安定志向の面白みのない男Denny。

 初めての道を歩くのは気が進まない。犬が向こうにいたらいいけれど、ただ歩くだけがそんなに楽しいとも思えない。話し込んでいる女子中学生グループの横を通り抜けるのも苦手。

 途中でついにぼくが石のように座り込んだところが、ゴールデンのハリー大王の家の下。疲れ果てていたママは「楽しいことを呼んであげる!」って、Mrs.ハリーに電話した。ご都合がよければ、ちょっと散歩デビューのごあいさつをと思って。

 なんとハリー大王まで連れて降りてきてくれた。そこにMrs. ずとQueenず1世であらせられるノンが通りかかった。

 やあやあやあ。大好きなMrs. ハリーにMrs. ず。そして赤ん坊の頃からの先輩2匹。本当にいいことがやってきた。

 お散歩中に初めて撮影できた
かろうじて見られる写真。

 ここは風の通り道。梅雨の晴れ間なのに、ここだけ気持ちのいい風が吹いている。
 大先輩方に囲まれて、なんだかとてもリラックスしちゃった。みんなと寝そべってのんびり。Bettyにするみたいにガブガブしなくても、満ち足りた気分になれる。

 みなさんは、ぼくがこうして落ち着いているのは、ずっちゃんファミリーでにぎやかに暮らして、さらにBettyと一緒にいて、犬同士の空気を読める子犬になれたからだと言う。
 でもね、ここの気持ちいい風のせいだと思うよ。

 ご足労をかけたハリー大王にさよならをして、怖くて通れなかった小道を、Queenノンの後ろからついて歩いたよ。公園の横を通る、両側に木の茂った道なんだけど、ノンがいてくれるなら大丈夫。
 みんな、ありがとう!

 さらに家の前でCookieの最愛の黒ラブ、プリンス・ワクにも会えた。フィールド系の筋肉質の見事な体だ。なるほど、Cookieはこういう男がタイプだったんだね。
 実は、ママもこの手に弱いんだろうなあ。だから、パパやぼくに厳しいんだな。
 
 この写真の角度、まずくない?
ぼく、でかすぎるかも?
Bettyも遊びに余裕がなくなってきたよね。

7/14/2010

Persistent Puppy

 わたしは、しつこい弟に苦労しているBetty。
 最近の家族はわたしたちがバトルを始めると、Dennyの執拗な攻撃を制止する。以前はわたしが荒っぽいって言ってたくせに。

お互い結構痛いんだけれど
やめられないのが若さでしょ。

 いたずらも同じことをしつこく繰り返す。なぜかパパのベッドを3番目のトイレに決めた。まったく同じ場所で1日1回は大小実行する。
 ママの玄関用サンダルだけリビングに持参してかじる。他の靴は興味がない。
あ・・・やばいかも。
知らない。聞こえない。
いいじゃん、子犬なんだから。
謝ればいいんでしょ。ごーめーんなーさいー。

 こんな感じだから、お散歩に出てもわたしの姿が見えないと、つまらないのか歩かない。トリーツを食べるだけ食べて座り込んだりする。態度も日々成長しすぎだね。

 しかし、しつこいのはやはり筋金入りのママ。Dennyと根競べをしていたら、向こうからゴールデン女子高生リアンが突進してきたんだって。1才になったばかりの元気一杯の彼女には、おとといわたしも激しく吹っ飛ばされた。

 わくわくして仁王立ちになるDennyの馬鹿力にあきれたママは、ここは涙をのんでぶつかり稽古はパスしてもらった。
 ごめんね。散歩中の肉弾戦の楽しさを覚えたら、いずれ巨体となった時Dennyを制御しきれないかも。がんばってしつけるから、もう少し待っていてね。

おかあさんとおねえさんといっしょ!

 Dennyが引っ張るたびに立ち止って、左足について歩く練習をしていたら、ばったりトラママとくま姉さんと遭遇!兄弟会以来の親子の再会だ!
 ちょろちょろとはしゃぐDenny。はじめ2匹にはちょっと警戒されたけれど、だんだん和やかな雰囲気に。息子だって思い出してくれたのかな? お世話してくれたくま姉さん、このお尻の匂い、覚えていますか?

 Dennyたちを生んで育てたトラママは、ずいぶん毛が抜けて、遠目に小さく見えた。かめ?なんて思うくらい。もう少ししたらまたゴージャスな姿に戻るんだね。
 それにしても、あっちこっちで苦労かけているね、Denny。

7/13/2010

Fellow Soldier

 ぼくは、残念なことにラブラドールのボレルを知らないDenny。

 彼女はCookieの友達で、11歳8ヶ月で先日亡くなった。Cookieの病気がわかったのと同じ頃、癌を発病したそうだ。それから1年余り大変な闘病生活を送ってきた。
 お互いがんばろうって飼い主同士励まし合っていたんだ。いわばボレルとCookieは病気を共に戦った戦友といってもいい。

 ひとあし早くCookieが亡くなった時は、Mr & Mrs ボレルはとてもショックを受けたそうだ。

 我が家のパパもママも、Cookieの分まで少しでも長く、いっぱい食べて、いっぱい家族に甘えてほしかったんだって。だからボレルが食欲旺盛だよって聞く度に、とても喜んでいたのに。
 
 これで本当に何かが終わってしまったようで、ママはめそめそしている。

 他の犬のおもちゃを
横取りするのが実にうまいボレル。
2つも抱えて離さない姿が
よく目撃されていた。

 ちゃかちゃかした子犬のBettyでも嫌がらずに遊んでくれたんだって。陽気でにぎやかな本当にラブらしいラブ。すごく気が合いそうなラブ姉さんだから、ぼくも一緒に遊びたかったな。

 ちょっと甘くて悲しいラブソングを送ります。

7/12/2010

Baby Record Book

 わたしはやっぱり団扇がきらいなBetty。

 雨が上がった夕方、Mr.ずがDennyの血統書の入ったファイルを意持って来てくれた。




生まれた時は500gしかなかったのに、
今日はもう16.4kgぐらい。
抱っこで測ることも、そろそろママにはつらい。

 血統書はもちろん、生まれた時の写真や、一度だけ会ったお父さんの写真、そして母子手帳ページには成長の記録。見やすいようにいろいろ工夫してあるね。これからの予防注射の記録なども入れておけるんだって。

 ママはとても喜んでいたが、わたしもDennyも大好きなMr.ずに会えて興奮最高潮!2匹で玄関で吠えまくっていたら、ママが「実験させてね!」といって団扇を持ってきた。
 Bloodthirsty Fan? のページを見るとこの恐怖の団扇のことがわかるはず。

 ママ、やめて!蝿だけじゃなくてMr.ずも叩き落して殺すの??

 わたしは係わり合いになりたくないので、吠えるのをやめてさっさと逃げた。Dennyは空気が読めないので、まだ暴れている。

 見事な効果にすごく満足そうなママ。でも、団扇で黙らせる作戦だって、何度もやると慣れちゃうからね。

 薄暗くなってからの散歩でわたしが会ったのは、なんとDennyの妹のかめ。
 
あれれ、家にも1匹いるのに??
同じようなでっかい子犬をじっくりチェック。

 お散歩デビューおめでとう!うわさどおりすごく陽気な女の子。これから面白くなりそうだね、この町も。でっかい兄妹がそろったね。
 ところで、どうしてかめの顔にはしわがないの?Dennyと違って、すごくすっきり見えるけれど。