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10/29/2010

Cryptorchism in Dog

 わたしは弟思いの心優しき姉Betty。

 Dennyが動物病院に行ってきた。帰ってきた時の匂いでわかったから、今度はわたしの番!なんてお散歩の時のように騒いだりしない。

 7ヶ月のDennyの体重は28kg。フィラリアの薬がまたサイズアップした。先月よりも2kg増加で、背骨や肋骨、腹部の脂肪の手触りから、ちょうどいい体型とのこと。太ってもいないし、やせすぎてもいない。ママの手作りごはんは実に適当な目分量だけれど、いい線いっているんだね。完全に切り替えてから、もう1月半くらいかな。

 ただ残念なことに、懸案の片方の停留精巣については変化なし。実はDennyはひとつだけしか降りていない。
 今日も先生にいっぱい触って調べてもらったけれど、どうもどこにあるかわかりにくいらしい。


 おそらくもう自然に降りることはないだろうから、来月の末にもう一度診ていただいて、年内に両方摘出手術をする。そのままにしておくと、後年悪性腫瘍となるリスクがものすごく高いらしい。男子もいろいろ大変なんだね。

なにも知らないで、のんきな坊やですこと。

 腹部にある場合は、わたしたち女子と同じように開腹手術が必要なんだそうだ。しかもその精巣は十分に成長していないから、場所をレントゲンなどで確認しにくいとか。パパはそのお話を聞いていたら、また気が遠くなってきたらしい。男同士だからって感情移入し過ぎだってば。わたしたちの時は、けっこうあっさり手術させたくせに。

 普通の去勢手術は日帰りで済むんだけれど、やはりひと晩お泊りとなる。わたしもそこにお泊りしたから大丈夫。先生方も看護士さんたちもやさしいんだから。


1年前のわたしの術後パジャマ。
ママはすごくかわいいバスタオルで
お願いしたんだけれど、
わたしの動きが激しくて
翌日にはぼろぼろに裂けた。

 わたしの避妊手術のとき、Cookieみたいにショックとダメージで1日はひきこもるだろうと思われていたらしい。甘く見ないでよ。


 病院からの帰りにはマンションの駐車場で、パパが止める間もなく車からジャンプをして飛び降りてしまった。意外に痛くて「ぎゃっ」ってうめいたら、傷口はどうなの!ってママが貧血を起こしそうになったらしいけれど、平気だったでしょ。

 家に入るなり冷蔵庫の前で座り込んで、わたしは必死に食事の要求を出した。まだ早いんだけれど・・・と、しぶるママに作ってもらったのが、つぶした小豆を混ぜた温かいおかゆ。もちろん一気に飲み込みましたよ。

 ちょうど1年位前かな。Cookieが一晩だけひとりっこに戻ったんだよね。

 ママは、Dennyが手術後帰ってきてから、わたしと暴れて大きな傷口が開いたりしないか心配している。具合が悪い時はお互いおとなしくしていても、治りかけの時が信用できないんだって。
 大丈夫だって。そんなお馬鹿な犬の話、聞いたことないでしょ。

今日はパンプキンパイも買ってしまった。
模試が続くAoaoにごほうび。

 気を取り直してコストコにお肉の買出しに出かけたママは、またコムタン麺もいっぱい買ってきた。
 ママは国産のカップ麺はすごく苦手なんだけれど、これは味もにおいもきつくないし後味も変じゃない。辛くないコムタンスープ味で体が温まる。風邪でだるい時も食べられるかも。

 わたしたちには手作りごはんで、Aoaoにはコストコのあれこれでいいのかな。いいんだって、もう自分で勝手に選んじゃう女子高生だから。

10/28/2010

Autumn Rain

 わたしはたとえ10kgだろうが15kgだろうが、体重差で勝負は決まらないと思うBetty。


 冷たい雨の降る木曜日、Dennyが来て以来、もしかすると初めて2匹でくっついてママとごろごろ昼寝した。暑い頃には無理だったからね。わたしたちの鼻の近くはママの服が湿っぽくなっちゃうけど。

 我が家は雨の日にお散歩なんかに行かない。わたしは雨に濡れたことがない2才児。Dennyもそれに甘んじなくちゃいけないけれど、わたしたちはまだまだ若くて元気いっぱいで、朝の散歩だけで丸々1日満足できない。

 それで夕方はまたお遊びが始まった。動画を撮るにはもってこいののんきな1日だったので、どうぞご覧ください。今回はけっこういい戦いです。


10/27/2010

Lacking in Something

 ぼくはBettyより強くなったかもしれないDenny。確かに体重も10Kg近くぼくの方が多いらしいから、これで弱かったら相当のビビリ坊やだ。

 ママはぼくたちのバトルを動画で撮りたいのだけれど、なかなかチャンスをつかめない。なぜならたいてい朝夕の忙しい時に一番激しくなるからだ。Aoaoが学校に行く寸前で時計をにらんでぴりぴりしている時とか、取り込んだ洗濯物でソファがいっぱいだとか。人間たちがばたばたしていると、だんだんもりあがっちゃうんだな。そんな時にビデオを撮るのは不可能に近いんだって。

 今回は少し前に撮った、すごくおとなしいバージョンをアップしてみたんだって。




 なんか物足りないでしょ。ぼくたち跳んでないし、家具にぶつかってないし、表情もやわらかい。


 ぼくはこの頃Bettyの肩に手をかけてえらそうにしてみるんだけれど、Bettyはぼくの前足を噛んでめちゃくちゃ振り回し、転がして床に押し付ける。あのスピードと迫力にはまだかなわないんだ。

 BettyにもAoaoにもかなわないけれど、もちろんママにも逆らい続けるのは無理だけれど、パパならいける。

 朝、パパの耳をかっぷりと噛むのが面白い。うぎゃあって言いながらパパが目覚めるのが最高面白い。次は鼻だ。よだれだらけになって布団にもぐりこむパパを上から押しつぶすのも愉快。

 人間の尊厳を示すべきだとママは注意するけれど、パパは厳しくなんかできないよね。そんなパパとぼくもビデオに撮ってみたら?


10/26/2010

Our Dinner Show


 わたしはひとかけらも残さずきれいに食べるBetty。Dennyは感謝の気持ちが足りないのか、食べ方が甘い。人間も犬もごはんつぶひとつも残してはいけない。

 自分たちのごはんを用意している時はわかる。その時はキッチンカウンターに前足をかけて、真剣に見守っても注意されない。作りおきを電子レンジで温めて混ぜるだけだから、火も刃物も使わない。
 でも、口や手を出したらものすごく怒られるのは予想できるので、精一杯背伸びしてわくわくしながら見ている。

 そのわたしの首筋にからんで飛び跳ねて吠えまくるDenny。けっこう痛い。反撃する心の余裕がないのがわかるのよね。

 さて、おとといママが持ち帰った新しいごはんスタンドには、ひとつだけ欠点がある。

 食べている時
わたしは集中しているけれど、
Dennyはちょっとした物音で振り返る。
つまり、その度に
ごはんが円を描いて飛び散るわけ!

 それは、このわたしの食べる勢いによってガチャガチャと音が鳴ること。特に一足先に食べ終わるわたしの最後の仕上げ舐めがすごい。ビビリDennyはその迫力に腰が砕けて、自分の仕上げをしないまま席を立つ。従って10つぶほど、ごはんつぶやら野菜やらを残してしまう。これがママは不愉快なんだね。

 もしやごはんの後に手足をなめるのは
うちの犬たちだけですか?
猫のように、しかし超高速でなめますけど。
おやつのヨーグルトでもなめますが。

 毎回付属のクリップで固定すれば鳴らないはず。しかし、毎回毎回2匹にマテをさせて、ボウルを2つセットして、大きなクリップをはめ込んでぐるぐると固定した後に、ヨシ!の号令と共に食べさせて、またクリップをぐるぐるとはずしてボウルを片付ける、なんてかったるいことをうちの家族がやるはずがない。

 どうしても2つポン!と置きたい。

 こうなったらDennyが慣れるのを待つ、無理なら布巾を一枚はさめば金属音はしないはずと考えて、しばらくはこのまま試すことになった。 

 1日3回、わたしたちのお食事つきショウタイムが繰り返される。相当の大騒ぎだけれど、元気な証拠だからいつまでも続きますようにって、ママはちっとも怒らないんだよね。

ごはんの後ひとりでもりあがって
ぬいぐみやクッションにマウントするのは
Cookieと、なぜかわたしを飛び越えてDenny。
わたしはこんな下品なことしない。
2匹ともこの時しかマウントしません。
これも他の犬はやっちゃいますか?

10/24/2010

Fire Engines

 ぼくは最近男のつきあいを学ばなきゃいけないDenny。

 つい最近までお尻の匂いを嗅ぎあっていた先輩男子が、数メートル先でひたっと立ち止まり、背中の毛をすーっと逆立てていたりする。
 頼もしい兄貴たちもママたちの世間話の間、ぼくに背中を向けて座り込んでしまう。これ以上近づくなと背中に緊張が漂っている。かあさんに免じて今は見逃すけど、しつこく絡むなって言っているらしい。

 でもね、浮かれているぼくにはこの場の空気がわかんないんだなあ。「落ち着け!」ってママは必死でリードを引いている。

 今日会ったお隣のゴールデンのアポロ兄さんも、背中を向けてそっぽを向いていた。すごく気になるんだけれど、こうるさいぼくを我慢してくれているんだね。黒ラブのルナ姉さんはテンション高くて好きだなあ。

 さて、ご近所の英ゴルJudyは新しい真っ赤なレザーの首輪がよくお似合いだ。今日は出かけたついでに、教えてもらった数寄屋橋阪急のお店をママはのぞいてみた。ジャーマンペットハウスは最近珍しい大型犬のグッズが多い店なんだって。

 そこで見つけてしまったのは、ドイツはハンター社のDog Bar Basic。ぼくたちのごはんスタンドだ。こんな巨大なごはんボウルが銀座にあるなんて!

質実剛健なドイツ製。
がっしりざっくりなつくり。

 これなら手作りごはんも余裕で入る。分解も組み立ても簡単だ。いいお店を教えてもらったねえ。

目新しいものはちょっと怖いぼく。
Bettyが確かめてから近づくんだ。

 おもちゃも大型犬好みの大きくて珍しいのがある。でもぼくたちはちょっと荒っぽいので、限定されちゃうんだな。リードも革のいい感じのがあるんだ。ぼくが引っ張ったりかじったりしなくなったら考えるって。パパ、会社の近くなんだから時々チェック入れてよ。

 ご機嫌でパパと合流しお昼ごはんを食べたママは、パーキングに止めた車に戻ろうとしてびっくりした。プランタンの裏なんだけれど、うちの車の周りには消防車が数台。たくさんの人がぞろぞろと避難している。

 一瞬血の気が引いたパパとママ。車が燃えていたらどうしよう。

 でも、消防車はうちの車の後ろに止まっているだけだし、避難している人も消防士さんたちも緊張感があまりない。
 とにかく妙に注目を浴びている気分で、どきどきしながら車を発進させて立ち去った。

 ハリィ大王の飼い主さんに実況中継したら、あとでプランタンの地下でドーナツを揚げていた時の出火だと教えてくれたよ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101024-00000331-yom-soci

 思わぬところに思わぬことが起こるね。パパもママも無事で家に帰ってきてくれて本当によかった。

 

10/23/2010

The Edogawa River Shore

 わたしは天然酵母食パンの耳も大好きなBetty。
 ひさびさに朝の散歩のついでに江戸川を渡って、早朝から営業しているパン屋さんに向かった。もちろん車に乗って大騒ぎしながら。

 「石窯パン工房サフラン」にはパパの大好きな天然酵母のパンがある。イートインコーナーではコーヒーのサービスもあるんだよ。なんといっても朝6時半からオープンしているのがうれしい。

 わたしが前回来た時はCookieと一緒。すごく寒い朝だった。近くの公園をみんなでぶらぶらしてからパンを買って帰った。その数日後に急にお別れになってしまって以来、ずいぶん時間がたったね。

 パンの耳もサービス。
やっぱりおいしい!

  今朝はDennyと一緒。ドッグランに行くんじゃないの?って2匹で抗議したけれど、おいしいパンの耳ももらってきてくれたから、許しましょう。でもママ、コーヒーに合うからってどんどん食べないで。

 江戸川の河川敷をパンの耳を食べながら、Dennyと初めての探検だ。あんなに臆病だったのにどかどか走って、あっちこっちに飛び込む。秋の空がぐんぐんと気持ちよく広がって、最高の風が吹いている。また次の季節がめぐってきたんだね。

2匹で引っ張ってくれると
登りはパパ楽々。
それって間違っている。
下りはスピードがつくと
ちょっと怖いかも。
武蔵野線の鉄橋もあり。
電車の轟音は弱虫Dennyにはつらい。

 おっと、わたしが水の匂いにすごく反応して、飛び込まんばかりに川に突進したことは内緒に。わたしは小さいけれど、引っ張る力とこの執着心を馬鹿にしないで。柵があるところで本当によかったね。 

 焼きたてのパンを待っているAoaoのために、そろそろ帰りましょうか。ちゃんと起きてコーヒーを淹れてくれたかなあ?わたしたちの朝ごはんの準備もしてくれたかな??

10/22/2010

Therapy Dogs

 ぼくは寝てばかりいるわけにいかない思春期寸前のDenny。

 夏までは日中も実によく寝ていたけれど、今は時々体がむずむずするくらい活動的な気分なんだ。散歩に出ても、早く帰ろう帰ろうって甘えていたのがうそみたいに、どんどん進みたい。もちろん怖いものは怖いけれど、好奇心がぼくを誘う。わくわくするんだ。

 ぐっと寒くなってママはいつものように風邪を引いて、きのうからごろごろ寝ている。今回は鼻水から始まって頭痛と胃もたれらしい。

 人間よりちょっと高い犬の体温と
その安らかな寝息は、
軽い風邪なんか追い払う。

 もっと体が頑丈だったら、こんな風に犬と家でのんびり暮らしていなかったかもって言うけれど、じゃあ、あの怖~い顔を会社でしていたのかな。みなさん、本当によかったですね。ぼくたちが受け止めておきますよ。

 CookieやBettyはこんな時弱ったママにくっついてしんみり寝ていたらしいけれど、ぼくは長時間は無理。「遊ぼう!」って、すごく真面目な顔でママの顔を覗き込んで吠えてしまう。寝ているときはしないよ。起きているのがばればれなのに、寝たふりしている時さ。

ママ、狸寝入りはやめて、
遊んでもらおうじゃないか!

 するとBettyまで盛り上がっちゃって、もう収集がつかない。何だ、ママに合わせておとなしくしていただけなのか。さあ、やるよ、やるよ!

 治りかけのすかっとしない気分の時は、犬の散歩でだるさを発散するのが一番。Bettyで体を温めて、ぼくでひと汗かく。
 途中で英ゴルのハリィ大王やミニピンのマカ王子様に謁見したり、バーニーズのマダム・メイも会ったね。ママもいろいろな人間と立ち話をするうちに、気が紛れてきたみたい。もしやみなさんに風邪をうつしていませんか?

 高揚した気分で家についたものの、やはり風邪は風邪。ママは結局すごく疲れてぼんやりしている。Aoaoもママからうつった気がするってだらだらしている。

 どうでもいいけれど、ぼくは元気。Bettyも快調。さあ、早くごはん炊いて!
 

10/20/2010

Accidental Ingestion

 わたしはとにかく早食い大食い女王のBetty。「おなかいっぱい!」ってどういう気分なんだろう。

 Dennyはまだこどもなので、1日3回ごはんを食べる。つまりお昼ごはんもあるってこと。

 わたしはそれを黙って見ていられるほどおとなじゃないので、ママはDennyのごはんをほんの少し分けてお湯で薄めてスープとして飲ませてくれる。
 まあ、量を比べて文句言うほど人間っぽくないので、これはこれで仕方がない。

ガツガツガツってこういうこと!
本当に音が出ています。

 今日も2つ並べて出されたんだけれど、勢い良く食べ過ぎて自分のフードボールを落としてしまった。ボウルの下にはめ込まれた滑り止めラバーが緩んで落ちてしまったわけ。
 手作り食は水分が多いので
量が多くなる。
必然的に容器も大きい。
  ママがキッチンペーパーで飛び散ったスープを拭いている間、もちろんわたしもせっせとあたりをなめ続けて後片付けしていたし、Dennyは平然と自分のごはんを食べていた。

 ふと、気がつくとオレンジの滑り止めラバーがない。
「誰が食べたの?」ママが脱力感いっぱいでわたしたちに尋ねるけれど、そんなこと知らない。とにかく食べちゃったのよ、目の前のものを。っていうか、全部呑んでいるから。

このフードボールは斜めになっていて、
犬の首にもおなかにもやさしい。
ラバーがひとつないので
さらに斜め。

 ママももう慣れたもので、あのぐらいの大きさなら、そのうち吐くか、数日後に下から出てくるって思うことにしているみたい。下から出たらさすがに使えないでしょ。

 かつてCookieは子犬時代にAoaoのバービーのハイヒールを片方誤飲した。その時はだれも気がつかなかったんだけれど、夜中にひどい音を出してそれだけ吐いた。ショッキングピンクが胃液で脱色されて白っぽくなっていたらしい。すごく小さい靴だったらしいけれど、ヒールがひっかかったのかな? 

 わたしは子犬の頃お風呂に忍び込んでいたずらしていた。洗顔用のシリコンラバー直径3cmも体内を通過させた。置きっぱなしだったパパのシェイバーはさすがに飲み込めなかったので、くわえて走り回った。忍者犬じゃあるまいしって、ママはパパをぎゅうぎゅう締め上げた。

 Dennyはイケアのぬいぐるみたちの綿を引きずり出している。下から毎日出ているよね。ラグをほどいて長い糸も引き出しているけれど、これはそう簡単には飲み込めない。洗顔用のヘアターバンもやられた。ビヨーンって伸びるのがいいみたい。Aoaoが激怒している。あいつはファブリック専門かしら。

 さて、どっちが呑んだのかな?わたし記憶がないんだけれどねえ。

 
今日もひんやりした風が吹いている。
Dennyはちょうどいい枕。

 ところで、またDennyがクレートから抜け出した。確かに閉めたのを確認して出かけたママは呆然としている。かなり脱力感が増してますね、ママ。

10/19/2010

Chilly Wind

 ぼくは秋が気に入ったDenny。生まれて初めての秋はなかなか快適だ。

 冷たい風が吹き込んできた今日、ソファでぬくぬく昼寝するぼく。夏の間は冷たいところ涼しいところを、1日中探して暮らしていたけれどね。

ぼくは赤も似合うでしょ。
ドッグランの後は熟睡する。

 Bettyもやってきてみんなでくっついてひと休み。このソファベッドは、Cookieと一緒に寝転んで本を読むために買ったんだよね。ソファは大きくなくちゃ意味がないっていうのは本当だった。

ママはどこに座る?
寝転ぶのはちょっと無理かな。

 このソファを広げると、風邪の治りかけの時なんかにごろごろと犬たちと一緒にTVを観るのにもぴったり。カバーが洗えるのがいいよね。すでに二代目のカバーだけれど。洗いすぎだよ、ママ。

タオルケットはなぜか同じだけれど、
下のカバーは初代の花柄。
本当にちいさかったBetty。
そしてやっぱり美人のCookie。

 今はぼくの遊び場でもある。コングを投げてくれっておねだりすると、床に投げると下のおうちに響くから、このソファの上か羽毛のドッグベッドの上に投げてくれる。でも、くわえる時ジャンプして飛び乗るから、どすんと響いているかも。

 最近、ママはソファでみんなでくっついていると、すぐ寝ちゃう。ずっと原始人並に目が良かったせいか老眼の進みが速くて、本を読むと妙に疲れちゃうんだと言っている。活字中毒半世紀近くのママとも思えない弱音だ。

 そうかな、ラップトップやiPadを使いすぎなんじゃないかな。特にすぐに使えるiPadは気の短いママにぴったりすぎて、ずーっと余計なことばかりしている。

 ほらね、またiPad抱えて寝ているよ。 

10/18/2010

The Escapologist

 わたしはいわゆる傍観者ってことで無実のBetty。

 涼しくなってママはまたゴルフレッスンに通っている。今朝もドッグランでわたしたちを消耗させ、朝一番のクラスに向かった。ママが家を出てから帰るまでほんの1時間半くらい、トイレを済ませたDennyはクレートに入れられる。

 しかし、だ。せっかくゴマミソ兄妹にドッグランの使用を先に譲ってもらったのに、だ。(大感謝!)疲れてよく眠るよう仕組まれたはずなのに、だ。

お帰りなさい、ご主人様
左足に上手に重心を
移せるようになりましたか?
 Dennyはいつものように寝室のクレートの中で怒っているのではなく、リビングからすたすた歩いてきてママを出迎えた。そう、クレートの扉が開いている。

出入り口のへこみは
パパが組み立ての時やったから
この脱出に関係はない、はず。

 むちゃくちゃやって足や歯に怪我をした様子もない。よだれが落ちているわけでも、毛が抜けているわけでもない。

内側からどうやって
入り口のばねの鍵を
開けられるのだろう?
持ち上げて下げるなんてできる? 

ママははてなマークを顔中に貼り付けたまま、黙って家の中にいたずらの後はないか、おもらしでもしていないか、じろじろ見て回る。しかし、何事もない。

 なぜ、わたしは出てこないのかって?ドアのチャイムが鳴ると侵入者を警戒して吠えるのを、多くの人が目撃しているものね。
 でもね、家に誰も人間がいないとき、わたしはほとんど吠えません。援軍もいないのに敵に挑みかかるほど愚かじゃないの。番犬なんかじゃないから。明らかに家族の帰宅だとわかる時以外は、静かにリビングで様子を見ている。

 最近はビビリDennyが先発隊として忍び足でチェックに行く。それってDennyがリーダーになりつつあるんじゃないの?ってママは怪しんでいるけど。

 今はママの様子がおかしいので、動かないに限る。静かな時のママが一番怖い。

とにかく黙秘。
怪我がなくて被害もないなら
なんだっていいじゃない。 

どうやってこのクレートから抜け出たのか、本当に何も悪いことをしていないのか、いまだにわからないママ。もしかしたら鍵をかけ忘れたのかな。

 一部で「不思議ちゃん」と呼ばれているトラママの息子だから、Dennyも「不思議君」でいいのかな、とも無責任にも思うらしい。じゃあこれから留守番はどうさせたらいいのか、工夫しなくちゃいけないなあと結構のんびりかまえている。
 わたしはリビングのソファで
寝ていたから知らないの。
もっとも知っていても
教えようがないでしょ。

10/17/2010

Hot Air Balloon

 ぼくは最近散歩が楽しくなったDenny。
 夏の頃は、なぜこんなに暑いのに散歩するのか理解できなかったけれど、今はやりたいことがある。もちろんご近所パトロールとマーキング。どんどん行くよ。
 大きな車や見慣れない物や音は怖いけれど、ママやBettyの横なら平気。まあ、パパでもね。

さあ、出発!行くわよ、Denny!

 じゃあ、もっと歩こう!と昨日は近くの水元公園に出かけた。お天気もいいので、パパとママは最近流行のランニング用のウエアを着ている。流行りものに弱い夫婦なんだな、やっぱり。夏からずっと愛用している。

最初はBettyのテンションが上がってしまった。
Bettyが落ち着くと、不思議とぼくも冷静に。

 人ごみを抜けて静かな道を選んで進む。その間も匂いのチェックはやめられない。慣れたご近所とはまた違う新しい世界にぼくは夢中だ。だいたい横をついて歩いている分には、ぼくの探索は許されている。

パパはこんな道が苦手。
早く!ママとBettyが行っちゃうよ!

どうもせわしないBetty。なぜかゆったりのぼく。

 林の中の小道を抜けて、広い広い原っぱに出るとなんと気球が。これにはみんなびっくり。

シューって大きな音が困っちゃうんだなあ。
腰が抜けちゃったらどうするんだ。

 パパはDennyがちゃんと歩くので機嫌がいい。おやつで誘導するのが面倒くさくてしょうがないパパは、持っているふりをしてだまそうとする。今はだまされちゃうんだなあ。ママが「そんなことばかりやっていると信用されなくなるからね!」って忠告しているけどね。
 大きい犬におやつをやるのは簡単でしょう。これが小さな犬だったら、腰にきちゃうよ。

 帰宅後、2匹でシャンプー。さくっと洗えるBettyと違って、ぼくは洗っても洗ってもまだ体があるってさ!でも、赤ん坊の頃からすごかったふけが激減したんだ。湿疹もずいぶんよくなったよ。もう一息。

 夕べはずいぶん早く寝たね。ママはもっと体力をつけないと、ぼくたちと遠くに遊びに行けないんじゃないの。

10/15/2010

Supernatural!

 わたしは永遠のパピーフェイスのBetty。Dennyはますます悪魔の顔をするようになった。

 お散歩の時、ママはご近所のみなさんに「2匹一緒に仲良く遊んでいるの?」ってよく聞かれる。みなさんのイメージはたぶんこんな感じ。


わたしたち仲良し姉弟。
確かに。
でも、仲良しのイメージが
人間とは違うみたい。
 おもちゃの取り合いっこもしちゃいます。
こんなふうに。ほらほら。
うそです。
これはバトル後、
ぐったり疲れ果てている時。

 わたしたち、基本的にごろごろ寝ているか、激しくバトルして遊んでいるか、どちらか。もちろん寝ているほうが圧倒的に長い。ああ、Dennyが単独でいたずらしている時もあるある。

 これをママがいくら説明しても、実際に見ないとわからないでしょうね。しかもDennyの体がしっかりしてくるに従って、スピードも動きも激しさを増してきた。体が大きくなりすぎて隠れる場所なんかなくなったので、とことん戦うしかない。
 まだDennyが小さかった頃、我が家に来てバトルの様子を見てくれたみなさん、あの頃よりもかなりひどくなりましたよ。

やっぱり朝と夜、
ごはんの前が一番燃える。
はじめはおもちゃの取り合い。
やがて肉弾戦。
基本的にわたしが誘う。

  ソファはジャンプ台と化して、背もたれをキックして飛び降りる。わたしは無駄なく直線的に動くからすごく早い。Dennyは大きく弾んでジャンプするから妙な迫力がある。意外に足腰強いんじゃない?巨大な黒いものや白いものが部屋を横切って飛んでいる。
体のコントロールが甘くて、
あちこちにぶつかるDenny。
Dennyがぶつかってきて
家具にぶつかるママ。
青あざがいっぱいですね。
 
うなり声をお聞かせするには
ビデオを撮らなきゃいけないんだけど。
低いうなり声を出すのはわたし。
まさにスーパーナチュラル。

 わたしたちは高いところがエライところと認識している。つまり自分が大きくなったと言いたいわけ。だから、たいていDennyは椅子の上から挑発する。(もう十分大きいのに。)抱っこされた弱虫の小型犬が勘違いして吠えるのって、これ。

 アメリカのTVドラマではヴァンパイアやモンスターが超高速の襲撃をする。その顔つきはまさに獣の攻撃そっくり。そうです、しわの感じがDennyにそっくり。

 彼らの血の中にはオオカミやクマなどの獣とも戦ってきた記憶があるから、これを恐怖の表現として使うんだろうね。


わたしが負けそうになると
ママは絶対味方してくれる。
パパはDennyかな。

 実際のところ、わたしはDennyに頭をすっぽり噛まれてよだれだらけ。おかげであちこち痒いし、わきの下は赤いみみずばれができている。
 まあ、わたしもDennyの前足を噛んで左右に振り回すので、そこに血豆なのか湿疹なのかボツボツできているから、おあいこでしょう。

 でも、本気でけんかしてはいない。それがなぜか人間たちもわかるらしい。
 あまりうるさいと「おいで~」って集合がかけられる。おやつがもらえるので、即ママの足元に整列。でも食べ終わったら、またやる。断続的にごはんをもらえるまで続くかな。 

 というわけで、確かにわたしたち仲良しです。一緒にとことん遊びます。ママ、ぼやぼやしていないで動画を撮らないと。

10/13/2010

The Accused

 わたしはBetty & Dennyのいとこ、M.ダックスのLin。遠く長野から告発します!

 実はうちのママはこのブログを読んで、どきどきしていたの。運動会の日に暴れん坊小僧のDennyがお邪魔して、ハリィ大王にご迷惑かけるんじゃないかと。ハリィ大王はお家でゆっくりゆっくり過ごしているそうなのに、本当にいいのかしらって。
 
 なのに、いいこだったですって?自分で言うかしら?

 そこで実際のところをB&Dママに電話で聞いたら、おいおいDenny、やったわね!証拠写真もあるそうじゃない。

 わたしがナレーションをつけて報告します。英国ゴールデンなのでジェントルマン風に工夫しました。

D「ぼくは カメラ目線が上手です。」
H「ぐっ」(英国風にどう言えばいいの?)     
D「おや、ハリィ大王。お目覚めですか。」
H「座布団になった覚えはないのだがね。」
D「今日はいささか暑いですね。」
H「暑苦しいのは君のおかげなんだがね。」
 D「おや、Mrs.ハリィがお茶の用意を
してくださっていますよ。」
H「蒸しパンをお分けするから、   
そんなに押さないでもらえるかな。」
H「これが正しいジェントルマンの休息だよ、君。」
D「ぼくは埼玉県民ですからねえ。」

 ハリィ大王、お疲れさま。わたしのいとこは自分の体の大きさが十分わかっていません。どうぞお許しくださいね。Dennyの元気をもらったよって、飼い主さんはおっしゃってくれたそうですが、わたしからもお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 Denny、長野に来た時わたしをつぶしたら許さないわよ。

10/12/2010

The Last Sports Day!

 ぼくは一人前によそゆきのいいこになれるDenny。

 すばらしい秋晴れだった昨日、Aoaoの最後の運動会観戦に都心に向かったパパとママ。ぼくたちはなんとお迎えつきで、早朝からご近所に分散して預かっていただいた。手作りごはんやおやつ、おもちゃ、そしてトイレも持参してお邪魔したんだ。

 Aoaoの学校は坂の上。
坂の下にビルがにょきにょきできた。
けっこう距離はあるけどね。

 みなさんのご好意で早く出発できたので、保護者入場時間前に行列に並んで見事に椅子席をキープできたんだよ。
 喜んだのもつかの間、秋とは思えない日差しが早起きの親御さんたちを正面から焼き始めたとか。だれもが我が子を観るためこらえつづける。
 帽子を忘れたママは、サングラスをして麻の大判ストールを頭から巻いて、信じられない格好で見るしかなかった。

 思わず中座して学校周辺のお店で一息。おいしいお店が周りにたくさんあるから、これが毎年の楽しみだとか。あまりの暑さにママは何年ぶりかでブラウンビールを飲んで、生まれて初めて「おいしい!」って思ったそうだ。苦いのだめなんだよね。ところで日本酒やワインは苦くないの?

  そんな時にぼくたちの写真が送られてきた。そう、ぼくたちいいこにしていたんだよ。

キック女王愛用のソファをお借りして昼寝。
枕までついてます。

 BettyはMr.キックにはじめは緊張したけれど、ごはんもいっぱい食べたし、いっしょに遊んでもらったりしたんだって。
 でもどうしてもおトイレを使えない。うんうん、前にもママの実家でずっとトイレに行かなかったらしい。妙なところが頑固なんだ。
 Mrs.キックにずいぶん心配していただいて、トイレ散歩にも出してもらったらしいけれど、しない時は意地でもしない。

お昼寝するお兄ちゃんの横で
いいこのカメラ目線。


 ぼくは、「ハリィ大王にいたずらしたらどうしよう・・・。」ってママがひどく心配していたけれど、けっこういいこにしていたよ。相手のテンションに合わせるのはできるんだ。ハリィ大王はのんびりリラックスしているから、ぼくも落ち着くんだ。

 でも、ハリィ大王のお世話をしているMrs.ハリィが気になっちゃって、「なになに、ぼくもぼくも」って、のぞきにいきたくなるんだなあ。トイレも上手にできたから、大目にみてよ。

 やがて、男子の目がなくて、のびのびしてはじけている女の子たちの最後の運動会が終わった。彼女たちにはもう一生こんな機会はないんだって。二度と戻らないこの時がどんなにすばらしいものか、観戦していた親世代の方がわかっていたのかも。

保護者席の前にはコスモス。
蝶だけじゃなくてミツバチも飛んでいた。
終了後、高3生に一鉢ずつプレゼントされた。

 お迎えに行くと、Bettyは「はいはい!」ってぴょんぴょん跳ねていた。Mrs.キックに我慢し続けるおトイレを心配していただいていたので、帰るなりすぐ洗面所に入れると、することをすませて・・・怒り出した。

 ギャオンギャオンってわめきながら家中を走り回り、ぬいぐるみを攻撃し、でんぐり返りをして、ママに飛びついた。 

 興奮が収まるまで待つこと数分。今度はぼくを迎えに行くからねって、パパとママが出かけようとすると、いつものようにクールに玄関で座って待機してたんだって。

 さて、ハリィ家に「こんにちは~」って入ってきた人間を、ぼくは玄関からにらみつけた。暗くて誰なのかよくわからない。Mr.ハリィはお使いで留守だから、ぼくがハリィ大王とMrs.ハリィを守るしかない!

 「わんわんわん!」生まれて初めての威嚇の吠え声だ!でも、侵入者はママだった。

 どこの家の坊やなのかなあって、みんなに笑われたらホッとして、お漏らししちゃったよ。しかも大量だ!

 家に帰ったら、Bettyが玄関で待っていた。

 やるぞ!もういいこはやめた!!
 もう、めちゃめちゃ2匹で暴れまわった。パパもママも疲れていたので、なんでもいいやってバトルし放題。怪我してもしかたないぐらい戦った。

 いろいろなことがあった1日だった。ぼくたちがんばってよそのお宅でいいこにしていたんだ。すごく緊張してご心配かけたり、失敗したりしたけれど。

 本当にありがとうございました。過保護のまま育っちゃったBettyには、特にいい経験なんだって。いろいろな経験を若いうちにさせてもらえるのは本当に幸せだねってパパも大感謝している。ぼくも能天気に見えて、少しは成長したってわかってもらえたかな?

 また、チャンスをいただけたらお邪魔します。どこでもおトイレができるようになるのがBettyの課題。そして脱力してお漏らししないのがぼくの課題。そして日焼けして乾燥した顔をなんとかするのがママの課題。