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9/30/2010

Bedtime Stories

 ぼくは雨に濡れたことのないDenny。今日の夕方は散歩ができないなあって、なぜママがため息をつくかわからない。
 散歩に行けないならBettyと遊ぶ。家の中で息切れするまで遊ぶのは変かな。

これはひと遊び終わって寝技になった時。
ピーク時は激しすぎてカメラに入らない。

 我が家の人間は犬と一緒に寝ている。本当はいけないことらしいけれど、冷え性だから仕方がないって言うママは自分勝手だ。
 自慢しちゃうけれどBettyもぼくも、赤ん坊の頃から夜中に寝室でおもらしをしたことがないからね。野生の犬の仲間は巣穴を汚さないって、ちゃんとインプットされているんだ。

 でも、この夏の間はとても無理だった。フローリングの上じゃないと我慢できない。ぼくだけひとりで涼しいところを探して寝ていたんだ。Bettyとぼくの体感温度は相当違うんだなあ。
 最近は涼しくなってきたから、ぼくもベッドの上で寝てみる。もっとも羽毛布団の中に入るのは無理。

 

ベッドの上でぼくに踏まれるより
Bettyに踏まれた方が痛いでしょ。
ハイヒールみたいに小さな足だから。

 そうそう、ぼくは最近ベッドに上れるようになったんだ。Bettyはその場ジャンプで軽々飛び乗るけれど、ぼくにはできない。このベッドがちょっと高いからいけないんだ。
 もちろん、ぼくをだっこして上げるのはママにはもう無理。そこでママは、助走をつけて飛びのることをぼくに身をもって教えたんだ。

 夜中に「それ!」ってベッドに飛びのるママとぼく。これもやっぱり変だよね。


ふとんの中なんて苦しくないの?
赤ん坊の頃兄弟たちと
重なっていた頃を思い出すの?

 Bettyは羽毛布団とママのふくらはぎの間にもぐりこんで寝る。小さく猫みたいに丸くなってね。暑くないのかな?

 ぼくのお気に入りはママの枕の上。ヘッドホンのようにママの肩から頭の上をぐるっと巻いて抱えて寝るんだ。写真が取れないのが残念だけれど、すごい光景だと思うよ。

 お互いに妙に落ち着いてよく眠れるんだけれど、問題がひとつ。

 ゴールデンはラブより音に対して敏感に反応する。そう、パパのいびきだ。
 同じトーンで続いているうちはいい。音の高さや間隔が変則的になると、ぼくは寝ていても体がビクッとしちゃうんだ。その度ママは頭全体を刺激される。眠れないじゃないの!って今朝は特に機嫌が悪い。

 うるさいなら耳栓でもしてくれよってパパはママに言うけれど、ぼくは耳栓できないからねえ。パパがなんとかするべきだね。

9/28/2010

6 month old golden retriever puppy!

 わたしはこの4ヶ月よくパピーシッターをがんばったBetty。

雨が2日続くと本当に疲れるの。
子守も楽じゃないんだから。
Dennyの体力って倍増しているみたい。

 Dennyは6ヶ月になった。26kgは軽く超えている。家で量るのはもうあきらめたらしい。前後の足をまっすぐをのばすと、Aoaoの身長より長いかも。

 散歩に出ると、みんなとても驚く。そうでしょ、単純に大きくなったんじゃないだから。ぽちゃぽちゃじゃなくて、がっしりした体になってきている。そのくせ動きは子犬っぽくってぐにゃぐにゃしていて、まるで粘土人形のアニメみたい。

なぜ、前に出る?
遠慮ってものを知らないのよね。
ぬくぬく育ちすぎ!

 まだまだトラックが怖くて、マンションの修理か何かの工事の車を見ても腰が抜けちゃう。足を突っ張るDennyを全力で引っ張っていると、ものすごく目立ってしまう。これは虐待じゃない!ってママは周りの人に言い訳したくなる。

ソファだってベッドだって
なんだって飛び乗って
暴れまくる時間帯があるんだよね。

 先日ゴールデンのクマ姉さんの真似をして以来、女子中学生のグループに甘えることを覚えてしまった。きゃーって言われながらいじってもらうのがたまらない。

 そういえば、ずっと昔、パパは軽井沢のアウトレットモールがオープンした頃、ママの買い物をCookieと外のベンチで待っているのが好きだったらしい。どうやら「さわってもいいですかあ~」なんてお嬢さん方に声をかけられるのを楽しみにしていたんだ。
 かつては犬をどこにでも連れて歩く人が少なかったから、もの珍しかったんだね。今はごく当たり前だけれど。
 それにしても男ってやつは、種族を超えて笑える。ねえ、ママ。

 ママが巨大なゴールデンの子犬の6ヵ月の記念に買ったのは軍手だ。お散歩ギアにはうるさいママは、100円ショップのカラー軍手じゃ機能的に満足できない。
 ここ数年は東急ハンズの子ども用軍手を愛用していた。最後の2組もかなりよれてきたので、同じものを探したけれど見当たらなくて、もう廃盤かも。

これは2年物かな。
わたしのしつけのころから
よくがんばった軍手。
男女兼用サイズは大きすぎて
引っ張られているうちに
ずれてしまうので使いにくい。
手袋はたとえ軍手でもぴったりじゃないと。

 今回導入されたのは子ども&女性用軍手。びっしりとラメの用に見えるのはゴム。これはすばらしい!チョーク首輪を上手に使えないため、普通の首輪で散歩をしているママにはもう手放せない逸品だ。洗濯にも強そう。これで200円ちょっととは、なかなかでしょ。

 さて、世の中には他にもおかしな6ヶ月の子犬がいるみたい。同じゴールデンで、恐竜みたいなのをみつけちゃった。

 ともかくこの世に半年暮らして、どう?楽しかったかな、Denny?

9/26/2010

Welcome to our sorority!

 ぼくは26kgをやや超えて6ヶ月を迎えるDenny。筋肉質だねってほめてもらうこともあるんだ。

 さて、すがすがしい風が吹くさつきドッグランに入会お試しに来てくれたのは、ボストンテリアの美少女みそ、1歳。お兄ちゃんの同じくボストンテリアのゴマに引き続き会員を目指している。

このスピード、ジャンプ力!
少しも大型犬に負けていない。

 今日は大型MIXのゴン大将やゴールデンのJudy、ラブのらら&あんず姉妹も一緒で、小型犬はM.ダックスのAnny女王だけ。
 お兄ちゃんはお留守番で、みそはひとりで登場したのに、大きな連中にまったく物怖じせず、すばらしく元気だ。

 キャッチボールをするBettyの後を一心に追いかけていく。ぼくは途中から追いつけなくなって、いち抜~けた。

ぼくより小さいくせに
この2匹は足が速すぎ。
Judy、ぼくらはのーんびり
ぴょんぴょん飛びはねていようね。

 ボールしか目に入らないBettyだから、たいていの犬はその気迫にあきれて近寄らない。しかし、みそは大物だ。無視されても追い払われてもBettyをマークし続けるんだ。
 どうせBettyは相手にしないだろうって、パパもママものんきに微笑ましく見ていたんだけどね。

ほらほら、
わたしにチャンスが来た!
なんと、Bettyからボールを奪った!
ラブよりすばやい!
実に見事だけど・・・。

 しかし、この直後Bettyはみそをかなりきびしくシメた。みその細いうなじをカプカプ!みそが悲鳴をあげる。

 のんきなパパもさすがにあわてて、Bettyを押さえつけた。毎日ぼくと激しくバトルしているのは気にならないけれど、よその犬とは話が別って、小心者のママはひざがガクガクしてたよ。

 幸い怪我はないようだ。犬のけんかのルールを守って「噛みつきの抑制」はできていたみたい。相手が悲鳴をあげたら放すっていうのもできた。
 ぼくにもこういうお仕置きをするけれど、みそとじゃあサイズが恐ろしく違うでしょ。やっぱり女同士は厳しいんじゃないの?
 よくみんなが言う「教育的指導」ってやつ?単なる女のプライドって気もするけれど。
 この前ゴールデンのアポロ兄さんにボールを取られた時は、「え~、返して欲しいんだけど~」ってもじもじしてお座りしていたよねえ。態度がまるで違うよ。


  昔、俊足Cookieは若気のいたりでみんなのボールを横取りしていた。そこで今は亡きゴールデンのレオン姉さんに腰が抜けるほど怒られたんだ。それ以来、よそのボールには手を出さなくなったけれど、そうそううまくいくケースばかりじゃない。
 今回も人間がもめる前に止めてあげればよかったんだ。

 いつもゴマお兄ちゃんに怒られて慣れているからって、飼い主さんは余裕だったけれど、いや、本当に失礼しました。粗暴な姉で。せっかくのお試しなのにどうしよう・・・。
 
ちょっぴりびっくりしたみたいだけれど、
さすが多頭飼い仲間。
立ち直りが超早い。
やっぱり明るい娘!

 ところがお互いけろっとして、でもごくごく微妙に距離を保っている。もう話はついたって感じ。お互い犬にもまれて育ったから、犬的に決着がついたんだよ。

 ようこそ、みそ。さつきドッグラン女子友愛会へ。入会の儀式は強烈だったね。
 先輩女子は厳しいらしいけれど、うちのパパもママも気をつけるからね。もうテンションが上がりすぎるMyボールは、他の犬がいるところでは使わないから安心して。

 その心は幼稚園児並みなんだから、なにをするかわからないのが犬。でも、なんとなくいい子に見えてトラブルが少ないと、かえって油断してしまうのが人間たちなんだ。ときどき気を引き締めていかないとね。
 つぎはぼくがひやりとさせる番かな。

9/24/2010

The Triple Axel

 わたしは、夕べママの布団にもぐって寝ていたBetty。秋が急にやってきた。

わたしはとても寒がり。
もう床で昼寝するのはいや。

 そうしたら急にDennyが元気倍増した。わたしとばらばらで散歩に出ても、前よりよく歩くらしい。

 だれにも会わなければヒールポジションで歩ける。しかし、本当はよその犬のマーキングチェックで頭がいっぱいみたい。
 公園ではママの周りを走り回って、リードを持つ手が脱臼しそうになる。ここは適当に遊ぶ場所だって覚えたんだね。

 先輩犬たちに会うと、ぴょんぴょんはねている。飼い主さんにも、「ごきげんよう」っておおげさにはねてみせる。
 お姉さん犬たちは暖かく見守ってくれるけれど、お兄さん犬たちはあきらかにウザイって顔をしている。まだ子ども扱いだから意地悪はされないけれど、同性同士は微妙なんだよね。
 わたしに対する反応とまるで逆らしい。不思議なことに相手の飼い主さんたちは、その差に気がついていないみたい。

 そうか、リードを持っているから、自分の犬の顔はわからないんだ。だから、成長したら雄同士で急にけんかになったとかって言うのかな。いえいえ、ウザイっていうサインはもともと十分出ていますよ。

先輩ばかりだから気疲れするんだよね。
ぼくはマッチョなおじさんより
美人のおばさまが好き。

 さて、ついにDennyのこのトリプルアクセルが炸裂して、ママは10年ぶりに唇を切った。
 先に散歩に出たわたしたちが、帰ってきて玄関にはいったとたん、待ち飽きていたDennyは助走から見事に踏み切ってジャンプ。

 Dennyはのろまだから、あいつのジャンプなんかたいしたことがないと、すっかりたかをくくっていたママ。だから言ったでしょ。のんびりだけれど、やることはやるんだって。成長し続けているんだもの。

 「うっ」っと言ったきり、唇を押さえて硬直するママに、様子を見に来たAoaoはおなかを抱えて大爆笑している。人間と違って空気が読めるわたしとDennyはフリーズした。思わず並んで座っちゃった。

 ほらほら、口の中塩味。恐る恐る歯が折れていないか確かめているよ。ものすごいお怒りのオーラが玄関を包んでいく。ママは怒ると口をきかないけど、これが怖いんだよね。

 でもね、これはしつけの問題でしょ。犬に飛びつかせないのは基本の基本。10年前の教訓はどこに行ったの?次はピアスに来るよ!

表参道ヒルズで見て懐かしくなって
こんな小僧にエルメスなんか
つけている場合じゃない!

20年前のカレだって
わたしなら似合う。
新しいのを買いに行こうなんて
のんきな場合じゃない!

9/22/2010

Denny the Destroyer

 ぼくは、この前「秋が来たかも」とママが言っていたのは間違いじゃないかと疑っているDenny。今晩の雨が降れば涼しくなるって本当なの?

 ママは、夏の間にぼくたちが痛めつけたものを修理している。犯人はぼくだけじゃない。ねえ、Betty。ねえ。

IKEAわには退屈しのぎに噛みしめた。
はい、これはぼくが犯人です。
綿はうんちの中にしっかり入っていた。
とりあえず、サインはV
AoaoはこんなTVドラマは知らない。
キッチン前の犬用ゲート。
突っ張り棒方式なんだけれど、
壁がなぜか陥没。
ゲートに前足をかけるのは
先代Cookieからの我が家の伝統でしょ。
これは、ぼくがでかいからじゃないよ。
ぶつかったこともあるけどさあ・・・。
この上に紙を張ってペンキを塗ればいいんだ。
ゲートの位置はずらせばいい。
簡単なのに大騒ぎしないでよ。

 ぼくの体も夏のダメージを回復しつつあるかも。鼻の下をすりむいたのも、足の爪もきれいに治った。
 そうそう、ここ一週間ぐらいで、背中はもちろんお腹の方までじわじわと毛が増えてきたんだ。
散歩の後、足腰を洗って乾かすのが
だんだん大変になってきたって。
上のわにと一緒の写真より
多少もこもこしていない?

 ぼくが目に見えて毛深くなったのは、10日位前から完全手作りごはんに切り替えたせいか、ほんの少し涼しい日が続いたからか、成長のある段階なのか、よくわからない。

 この食事の変化が、ぼくのできては消える湿疹にどう影響するか、ママは経過を観察中だ。まるでサルのグルーミングみたいにじーっと調べている。
 特に新しいものはできてはいないから、そう悪くはないんでしょ。わきの下の湿疹がなかなか消えないんだなあ。かゆくはないんだけれどね。

 でも、おしっこは色が薄くなったし、匂いも減った。もちろん量は多いよ。逆にうんちはずいぶん量が減ったね。色も匂いも違うし。散歩の時も、いちいち確かめているママは変に見えるかもね。

 たぶん体臭も弱くなるから、体毛やフケを吸い込む掃除機の排気の匂いが変わるんじゃないかって言うんだ。今まで茶豆の匂いがしていたって主張するんだけれど??
 掃除機フィルターを交換して楽しみにしている。見ていてごらん、ママはきっと匂いを嗅ぐよってBettyが笑っている。

9/20/2010

Welcom to Satsuki Dog Run!

 わたしは毎週何があってもしたいことばかりしているBetty。今週はボール命! 

 昨日はさつきドッグランの草刈をすっかり忘れて、出歩いていたパパとママ。今朝見事に刈り上がったドッグランを見て仰天!この夏の草刈隊皆勤賞を逃しました。

 みなさま、おつかれさまでした。ぶらぶら遊んでいてすみませんでした。

 家で仕事をしているママは、週末ぐらいはわたしたち犬とも別の世界に出かけたくなる。夕方の散歩の時間までの脱出だからね、許しましょう。

うわさのパワースポット明治神宮に行った2人。
外国人と若い娘さんたちでいっぱい。
注目の清正の井戸は2時間半待ち。
我が家のご先祖は肥後細川家の家臣だから、
お参りするのは微妙な気がしてご遠慮したとか。

 さて、そのさつきドッグランの入会お試しに来てくれたのは、お隣のゴールデンのアポロ兄さん黒ラブのルナ姉さん。月の兄妹だね。今日はなぜかゴールデンとラブばかりが集まった入会お試しとなった。

 後ろ足の筋肉が弱い気がすると、飼い主さんが心配していたルナ。初めての犬とも人間ともフレンドリーなおとなの対応をしていた。
 
おっとりルナ。
自分のペースで遊んでいる。
ゆっくり体を鍛えていこうね。

 
久々のドッグランで元気復活のアポロ。
おじさんを甘く見てはいけない。

 亡きゴールデンのルカ姉さんの闘病に合わせていたからか、少々運動不足というアポロも、若い連中と張り合って元気いっぱい。メラニーが登場すると、おとなの魅力をふりまいてみせた。

もうラブ娘たちは眼中にないアポロ。
女子校育ちのメラニーには
強烈すぎるアピール!


らら姉さんに合わせた
見事なフォーメーション。
Denny、あんずみたいに
ちゃんとわたしの後をついてきて。
ラブの中のラブ、あんず。
ルナとも上手にごあいさつしてくれた。

 実はドッグランで他の犬に会うのは、お試しのM・ダックスのAnny以来初めてのDenny。あっちのグループにふらふら、こっちのグループにふらふら。ゆるゆるとお付き合いしている。
 わたしは忙しいから相手をしていられないの。しょうがないでしょ。

わたしはとにかくボール。
他の犬と遊ぶ暇はないの。
パパ、早く投げて、早く!

 筋肉不足のルナのためにドッグランの利用再開を考えた飼い主さんだけれど、久々に見る楽しそうなアポロの様子にその思いをさらに強くされたとか。
 気心の知れた仲間と譲り合って使うから、余計なストレスが少なくていいよね、ここ。

 ようこそ、そしておかえりなさい、われらがさつきドッグランへ!

9/18/2010

Welcome!

 わたしは久々にほんのちょっとちびってしまったBetty。Dennyに見られなくてよかった。

 連休初日から恒例のコストコへの買出しに出かけたパパとママ。オープン時間前だったので、駐車場も店内もちょうどいい人出だったとかで、浮かれてかなり大量に買い込んできた。

生秋サケ100g89円って感動!
皮膚にいいので、Dennyにぴったり。
少し骨があるからちゃんと取ってくださいよ。
現在我が家は20年間で最高の
肉の購入量を継続中。

 カート許容量ぎりぎりに載せて、さらに両手いっぱい抱えて、11階のエレベーターを降りると、そこには見知らぬ黒ラブが!ママは声にならない声を上げて、荷物をすべて放り投げて抱きついてしまった。ひとなつこい!

 なんとおとなりに保護施設からお試しにやってきたお嬢さんだった。風通しを良くするためわずかに開けた玄関ドアのすきまから、ひょっこり出てきてしまったらしい。さすがはラブだ。ゴールデンのルカ姉さんもアポロ兄さんも出られなかったのに。それにしてもいいタイミングでパパとママに遭遇したねえ。

 おとなりも玄関前の騒ぎにあわてて出てきて、思いもよらぬお披露目となった。今までのお名前はCherry。今度はLuna? 検討中だそうです。わたしと同じFT系のラブのように思える。 

 パパもフットワークよくカメラを用意した。そして我が家の玄関ドアの内側で様子をうかがっていたわたしも出動。わあっ、黒ラブ!!
 初めてお会いする先輩の前で緊張して、
ちょっと、ほんのちょっとちびりました。

 お互いたくさんチェックをしてくるくる回った。アポロ兄さんまで出てきて、くるくる、くるくる。よろしく、よろしく。妹にしてください。

 すっかり忘れられたDennyはクレートの中で怒っている。家の中から声が響いている。
 「勝手に盛り上がっているんじゃない!弟にしろよ!こら!」

 パパはCookieが戻ってきたみたいだって、うるうるしている。わたしと2匹いるところを見ると胸が詰まるみたい。

 ママは浮かれているうちに、Aoaoの保護者会に遅刻しそうになっている。時間厳守でしょ、あの学校。ここから1時間以上はかかるんだから。さあ、軍手じゃなくてストッキングを出して!

 ママが「女子高生の母」に変装すると、多くの人がママだと気がつかない。あいさつするとひどく驚かれる。日ごろはどう見られているのだろうと、実はママは深く深く傷ついている。それって、わたしたちのせいかなあ。

9/17/2010

Natural Law

 ぼくはやっと散歩が再開となったDenny。

 アスファルトの上ではなく、土の上の方がリスクが少ないということで、Bettyと別行動でママと公園に行った。といっても、我が家の東南側の下だけれど。
 このマンション群の中にはいくつか公園や広場があって、犬が入ることができるところ、できないところがある。北西の窓の下の芝生の公園は、気持ちよさそうだけれど犬は入ることができない。

ここでなら、ぼくはひとりでも走る走る。
あっちにふらふら、こっちにふらふら。
でも厳しい現実がある公園だった。

 誰もいない早朝の公園でのびのびとはしゃいで、ふと見るとぼくにもつかまえられそうな小さなスズメが1羽。巣立ったばかりなのかな?

 やはり、カラスがフェンスの上から凝視していて、殺気を感じたママが「危ない!」と叫んだ。
 するとアニマルプラネットみたいに、本当に親スズメが現れて低く低く飛んで、子スズメに襲いかかるカラスの注意をそらそうとしている。
 そうか、子スズメはちゃんと飛べないんだ!なんだかわからないけれど、ぼくたちも駆けつけた!
 しかし、その勢いで1羽を追い払ったと思ったら、別なカラスが横に逃げた子スズメをつかんで、地面にたたきつけていた。そして、引き裂き始めた。
 お終いだ。親スズメは叫び続けている。そっと立ち去るしかない。

 弱肉強食は自然の掟だ。勝手にママはスズメ親子に肩入れしたけれど、カラスにもカラスの事情がある。


おとぎ話みたいに甘いぼくらの世界。
何かあれば、あの親スズメみたいに
お互いを守れるかな?

 家に帰ってパパやAoaoに報告すると、異口同音に「Bettyがいたらなあ・・・」だって。
 この春鎌倉の海岸で、何匹ものトンビやカラス相手にBettyが大立ち回りをしたことを思い出していたらしい。

 やつらは人間の食べ物をねらって襲いかかるって有名だよね。 Bettyのおかげでうちの家族の周りだけ一羽も近寄れず、ゆうゆうとAoaoはお菓子を食べていたんだって。なんでそんなところでお菓子を食べるのかなあ。
 リードを持たされて一緒に戦う羽目になったのはもちろんママ。相当恥ずかしかったことだろうね。

 「人間社会だって厳しいんだから、世間のカラスに食べられないよう気張ってらっしゃい!」って2人を送り出したママ。朝から一言多いって2人ともむっとしていたよ。

9/16/2010

Battlestar B&D

 わたしはひとりだけの散歩の時も、エントランス前でついDennyを待ってしまうBetty。

 引っ張るんじゃなく、座り込みで爪を削り続けるDenny。歩きたくないときは、上にも横にもどう引いてもびくともしないんだよね。
 血はすぐ止まるけど、ママは繰り返すのはいやだからって、Dennyは完全に直るまで昨日も今日も散歩にいけない。

 おまけに今日は雨。わたしも出かけない。
 じゃあ、やる?

うまそうな黒ラブだ。
食ってやる!

遅い!わたしがいただき!!
ぎゃ、不覚!
けりが入った!
Betty、パンチも受けろ!

 これらのシーンの間は家中を走り回り、ソファーとベッドに駆け上り、テーブルの下を駆け抜け、いろいろなものに激突して家をゆるがしている。


わたしの逃げ足も超高速。
廊下のむこうで待っているからね。
カラス部分にぶつからないように
ぬいぐるみのバリケードがある。
外に行きたい!って
わたしがいないと歩かないくせに・・・。

 大きな音がして、その後妙にしーんとしていると、どこかで首の骨を折ったのかも?と、ママがぞっとしているらしい。
 たいてい負けたDennyがよろよろと立ち上がって、次のチャンスをうかがっている。わたしは一歩先で余裕たっぷりに誘っている。

とりあえずひと休み。
涼しくなったからくっついて寝られるね。
でっかいけど、暖かい弟。

 ゴールデン同士は「団子」と呼ばれるプロレスをしているらしいけれど、ラブ同士は「砲丸」かも。飛び回りながらもつれ合って、しかも動きが高速!人間が巻き込まれると痛い!

 だから、わたしたち2匹のバトルは確かに激しいけれど、Cookieとのバトルにはかなわない。お互い動きに無駄が全くなかったからね。
 そういえば、病気が発覚する半年ぐらい前からぴたりとバトルをしてくれなくなった。それ以外はまるで普通で誰もわからなかったけれど、きっとその頃から体調が狂い出したんだね。

 どうにもこうにもうるさいけれど、いつまでもこの大騒ぎが続きますようにとママは願っている。この野生の王国に入国したい方は、どうぞお訪ねくださいな。

9/14/2010

Dog Growling

 ぼくは夕べの雷にほんのちょっと動揺したDenny。

 Cookieは、留守番でひとりぼっちの時にひどい雷が近くに落ちて以来、晩年の数年間ひどい雷恐怖症だった。いつも窓のないバスルームに立てこもっていた。マンション暮らしでよかったね。

 もちろんBettyは平気。初めて家に来た夏も雷が多くて、3カ月のパピーなのに怯えるCookieに寄り添ってあげたんだよね。だからBetty Thundersって命名されたんだ。

 怖がりのぼくが雷を怖いものだと覚えないように、ママはピーピー鳴るボールで大騒ぎして遊んでくれた。どうせ雷と雨音で近所迷惑でもないだろうからってね。じっとしていると光や音が気になるけれど、遊んでいると何がなんだかわからないや。
 Bettyまで参加して息が切れるまで遊んだ頃、雷が遠くにいっちゃった。

円高になると個人輸入を再開するママ。
以前の円高の時はAoaoのこども服だった。
これはUp Countryから秋の首輪として輸入。
上のはおととい会ったボヌールとおそろい!

 足の爪ももう大丈夫だろうと新しい首輪で散歩に出かけたら、また出血しちゃった。パパと歩くのがいやでふんばったからじゃないの!ってママがパパに意地悪を言っていたけれど、覚えてないよ。ちょっとも痛くないもん。

 しばらくぼくの散歩は自粛することにしたみたい。でも退屈しのぎに家の中でぼくたちが暴れるとすごいから、ママはかなりいやみたいだけれど。

 ママは、ジャングル大帝とブラックパンサーの戦いだって思うことにしているけれど、実写版だからね、ひどすぎるらしい。

 実はね、ダルメシアンのファンタのお父さんがぼくがジャングル大帝のレオに似ているって言ってくれたんだ。足は似ているかも。あのアニメ世代のママはうれしいみたいだよ。

ママの椅子の下で待機中。
Bettyかママが遊んでくれるまで待つ。
さっさとそんな仕事片付けてってば。
エミー賞のファッションポリスなんか観てちゃだめだ。

 
 ともかく、Bettyが疲れちゃうから、今日からママも遊んでくれるって。ママのうなり声ってうまいんだよね。すごく燃えるんだ。
 日本語で遊ぶのってつまらないから、パパにもうなってほしいんだけど、「う~う~」ってできないんだ。みんなのパパやママは上手にうなれる?

9/12/2010

Brothers and a sister

 わたしは、やりたいことをひたすら実行するBetty。わたしはわたし。

 Mr.ずのプールパーティにまたお呼ばれした。Dennyの参加で兄弟が6匹そろうと聞いては、ぜひ行かねばならない。

 とはいうものの、テスト前のAoaoとお昼を食べてからゆっくりお訪ねしたので、みなさんはひと遊びした後のお食事中。

ゴールデンだらけだと思っていたら
ダックスが2頭、ちっとも負けていない。
かっこいい!

 この隙にわたしは泳ぐ!今日は風も気持ちいいし、絶好調!

飛び込み台もあるんだけれど
脇からよじ登るのが好きなの。

人間の子どもたちもいて
浮き輪で遊んでくれた。
怖そうだけれど、意外に平気なわたし。

 ふと気がつくと、Dennyはプールの外からわたしを追い続けている。あいかわらず水は怖いらしい。絶対に入らない。

 しかし、地面の上では強気になる。わたしがついていると思うからね。
 生意気にも遊びをしかけたメイ、ボヌールのお嬢さん方、わたしの教育が足りませんでした。ごめんなさい。ちょっとやさしい年上のお姉さんに甘ったれるんです。

ゴールデンのみんなは”わらわら”と走る。
わたしたちは”たたたー”と走る。


いつもわたしの後を追うくせに
食べ物がからむと
利己的なDenny。
わたしは食べ物よりプール。
いつも出遅れちゃう。

 体はゴルなのにラブ風に走ろうとするから、爪がみごとに削れて1本かなり出血してしまったDenny。痛くはないみたいだけれどね。休まないといけない。

 でも、わたしはまだ遊びたくて遊びたくて、リードにつながれてじっとしているなんて我慢できない。わずかな時間でみんなの数倍遊んでいるらしいけれど。今日はそれほど暑くないから、ちっとも休む気になんかなれない。
 つまり、わたしの後を追うDennyも当然休む気はない。

 というわけで、大事を取って早々に退散することにした。みなさんのお食事が終わったら、兄弟の飼い主さんたちとゆっくりお話したかったママはがっくり。他に集まっていたゴールデンのみなさんのお名前をゆっくり伺う暇もなく、失礼しました。
 どなたがいたのかは、Mr.ずがブログできっと紹介してくれるはず。いつもあわただしい参加ですみません。少しの時間でしたが今日も楽しかった!

 家に帰ったものの、結局パパは急な仕事で都心まで行ってしまった。ママは仕事の締め切りが気になってきたみたいだし、Aoaoは明日の試験対策を続行中。なかなかゆっくり遊べる週末なんてないねえ。

 Dennyは爪がきれいに削れただけで、足裏パットは何ともない。ちょっと成長したね。血は止まったけれど、明日はお散歩行ってもらえないよ、たぶん。

9/11/2010

Denny's Anatomy

 ぼくはグレイズ・アナトミーのDr.オマリーに似ていると言われるDenny。まさか解剖したいわけじゃないよね、ママ。

 ぼくの怪しい行動は、もはやママのわずかな犬知識では分析しきれないらしい。正解がある受験勉強の方がましだってさ。

 またしてもパパがゴルフを理由に早朝の犬の散歩から脱出したので、ママが2匹順番に出動となった。足を洗うのはテスト前で気が立っているAoao。パパ、高くつくよ、これは。

 Bettyは片手で優雅に散歩できる。ママとの息はぴったりだ。生意気な犬に売られたけんかを買うのと、犬を馬鹿にしている鳩に猟犬って何か教えてやりたがるのに気をつければね。
 
 さて、生まれたときから犬に囲まれて育ったぼくは、そばに犬がいないと落ち着かない。週末朝早くて誰もいなかったりすると、本当に怖いんだ。誰でもいいから視界に犬が入っていればいいのに。おやつでしぶしぶ歩くんだ。

 そんなときドンキ・ホーテの納品の大型トラックが道に止まっていたりすると、しかもその前に団体旅行のバスが客待ちで停車していたりすると、ぎゃ~って感じ。

 家の方向は覚えたから、全速で行かせていただきます。

軍手のおかげでかろうじて取れた写真。
横の白いフェンスにつかまって
Dennyの命がけのダッシュをこらえたママ。

 10年前なら、「待って~、走っちゃだめよ~」って、引っ張りながらママも一緒に走ったかもしれない。
 しかし今のママは動かない。たとえ高校生に笑われても、引っ張る犬の思い通りにはならない。今日は東急ハンズの子ども用軍手も装着済だ。これってサイズぴったりっていばっていたけれど。

 やっと、我が家のエントランス前まで帰ってきたら、ここにいたの?先輩のみなさんがたくさんいるじゃないですか。とたんに明るい子犬に戻ったぼく。
 ママはどんなにぼくが腰抜けか、みなさんに切々と訴えている。

14歳の大御所イエローラブの
リュウ営業部長にも会えた。
彼も涼しい朝にごきげんだ。
元気になったぼくは
大げさにはしゃいでみせている。
だから、ぶれる。


 さて、朝ごはんの後の歯みがきの時、ママがぼくの鼻の下の擦り傷をみつけた。

深くはないけれどけっこう広いかも。
痛くはないけどね。

 犯人はBetty? それとも散歩のときの死に物狂いの引っ張りっこ? つまりママ自身??
 またもや頭を抱えて考え続けるママ。ははは、わからないんだね。

 掃除のとき、寝室のクレートの周りに赤い塗料のかけらがぱらぱらと落ちているのが見つかってしまった。
 やあ、朝の散歩の前にちょっとかじってみたんだ。閉じ込めてもいないのに何でかじるのかって?まあ、そこが面白いところでしょう?
 何でわざわざ顔が擦れるまでやるかって?だから、まだ子犬なんだって。