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10/08/2010

Large-breed Puppies Weight Control

 ぼくは、いつのまにかラブ風に豪快に食べている、大食いDenny。

 この家に来たばかりの時、出されたフードを残してママが本気で心配したっけ。ラブたちにごはんを残されたことなんて、この10年あまりで1度しかなかったママは血の気が引いた。
 犬たるもの噛まずに一気に呑み込むものだと思ってもいたので、しみじみ食べているぼくには本当にびっくりしていた。即ゴル飼いのお仲間に相談してけっこう笑われたよね。

ねえ、Betty。満腹したことある?
は?そもそも満腹って何?

 我が家はFT系のラブが続いて、子犬の頃から小柄で筋肉質な体つきが正しいのだけれど、お散歩で会う方によく食事が足りないのでは?とアドバイスされた。
 ママの実家のおばあちゃんも、「Cookieはこれぽっちでかわいそう!」って怒っていたって。

 当時は子犬は食べたいだけ食べさせるべきで、ころころと太っていたほうがいいとされていたからね。あの頃のブリーダーさんたちもみんなそう言っていたらしい。これは10年以上前の話。

 でも実際は、今に至るこのペットブームの始まりの頃から、股関節のトラブルを抱える若い大型犬の話が広まっていた。もちろん遺伝と共に、体重管理や運動のさせ方が原因では?と一般にも言われ始めていたんだ。

 現在では、1年以内に成犬の体になる小型犬と違って、2年近くかけてゆっくり成長する大型犬の子犬に、過剰な栄養を与える続けることは、さまざまなリスクを高めるというのが定説になっている。むしろやせ気味に育てるべきとも。

 子犬用のフードにカルシウムのサプリメントなんかを足すと危険なのは有名だよね。しかも子犬時代にむやみに増えた脂肪細胞が一生後を引くんだって?

 どこかで似たような話が・・・。ああ、赤ちゃんの頃、健康優良児として東京都に表彰されたパパは、それ以来ずっと肥満細胞と戦い続けている。
 残念でした。50年近く前の健康の常識なんか、今じゃ乳児健診でお説教ものだよ。

 結局、自分に都合のいい理論を採用するB型のママは、きれいな筋肉質の犬の体が好きだったので、CookieもBettyも偶然ウエストの締まった体を維持できたみたい。

Dennyの頭はでっかいから、
頭の鉢で分量を決める
手作りごはんには有利よね。
子犬はさらに多く食べられるから、ずるい!

 さて、ぼくは?
 「やせているね」ってなぜか声をかけられる。「うそでしょ?」ってBettyは大笑いだ。

 ママは基本的に小心者なので、さすがに気になる。でもどのくらいの知識があっておっしゃっているのかよくわからないから、深刻にならないことに決めているみたい。そのご意見が全ての大型犬に当てはまるとは限らないから、まずはお聞きして自分でよく考えるしかない。

 今はネットで検索すれば、国内のみならず海外の情報も手に入るから助かるよね。

 もちろん信頼できる獣医さんからアドバイスしていただくのが一番。ぼくもフィラリアの薬をもらいに行く度にチェックしてもらっている。

 人間の健康情報もどんどん出されて、かつての常識がくつがえっていく。犬だって新しい情報を飼い主がキャッチしていくしかない。飽きっぽいママもどんどん勉強し続けなくちゃ。

 もちろん、健康に関して究極の正解は、人間にだってまだない。犬は個体によって食欲も運動量も違うから、後は飼い主が自分の犬に合わせて調節していくしかないよね。

 人間のこどもはやがて勝手に冷蔵庫を開けて食べ出すけれど、ぼくらはママに従うのみ。責任重大だよ。

 というわけで、ぼくは今どのくらい食べられるんですかね?手作りごはんになってから、見た目の量が増えているのはうれしいんだけれど。増量!増量!

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