ぼくはこの家に来た時、ごはんをゆーっくりちょっとだけ食べるから、病気だと疑われたDenny。要は、ここのラブラドールが代々激しすぎる食欲だから驚かれたんだ。今は家風になじんで、なかなかいいガッツを見せている。でもまだまだBettyにはかなわない。
Emilioの食欲もひどい!シリンジを自力で吸い込む(!)のに、哺乳器は出が悪いからって、吐き出す。
ぼくたちのいけにえになるわけじゃない。
(こんなチビ、ぼくたち一食分のたんぱく質があるかな?)
実は、ミルクが待ちきれず切れている。
悪魔の顔!飲ませろ!って抗議している。
うまそうに飲む。
すごくうらやましい。
バンザイして、両手を突っ張って飲む。
飲んだら日光浴。リビングは朝日が当たって暖かい。
ぼくは暑いのがきらいだから、
涼しいところを探す。
こんなに飲んでいるのに、うんちは出ない。体重は増加の一途をたどっている。元気いっぱい。伸びてきた爪が痛いこと痛いこと。
きのう。ついに300g越えた!
今朝。最初が185gだから1.75倍に成長!
わずか10日間。
実はありがたいことに、Aoaoの小学校のお友達のお母さま方のネットワークから、ご近所の接骨院の先生(実は犬仲間!)にもご協力いただいて、Emilioの里親になっていただけそうな方をご紹介されたんだ。
ずっと猫を飼っていらっしゃるけれど、さすがにこんなチビは初めてということで、お会いしてEmilioのお世話をご覧にいれたんだ。
猫っぽくなってきたでしょ。
この時、パパは別れの予感のつらさに、Bettyを連れて散歩に出てしまったんだよ。おいおい、一年前もそうやってぐずぐずとふてくされて、ママに一ヶ月もぼくをおねだりしたんだよね。今回はがまんしようよ。
これ、野性っぽくってすばらしい!ママ好みの顔。
お会いして、ご家族でEmilioを大切に育ててくださる方だって、ママもぼくもわかったよ。なんと偶然にも、Mrs.ハリィと同じ棟の方で、ハリィのこともよくご存知だったんだ。ハリィお兄ちゃんが「大丈夫、お任せして」って言っているみたいだよ。
この目の色は赤ちゃんの時だけ?
すごく不思議なブルー。
もう、これ以上お世話したら手放せなくなるのは目に見えているから、これが限界だね。
明日、ちっとも出ないウンチとちょっと出るくしゃみみたいなのが心配ないか、動物病院で調べてもらうんだ。先方も一緒に病院まで来てくださるんだよ。しかもぼくたち先輩犬や猫も一緒に、予防接種やフィラリアのお薬をもらうから、全員大集合になるんだ。
そこで先住猫にうつってしまうような病気などの問題がなければ、新しい家族のもとに旅立つことになる。
あの猫ハウスも、お気に入りのスキー帽もファーカフスも一式お渡しする。
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真夜中の落書き。検索もしちゃった。
真夜中の落書き。検索もしちゃった。
本当にお別れかな。ママ、泣くかな。部活から帰ってきたAoaoはすごく荒れている。パパは本当に暗い。100%Emilioは幸せになるんだから、元気出してよ。
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