ぼくは術後ちょっと変化したようにみられているDenny。
きれいどころのお姉さん犬たちは、ぼくが眼中になくなってしまった。ラブのララもミク&ハナ姉妹も、もうちやほやしてくれない。ゴールデンのメイとJuddyだけだよ。寝転んだり、飛び跳ねたりして歓迎してくれるのは。
ぼくのことを避けていたデラックスなラブの先輩ルーク兄貴は、初めて自分からぼくのお尻の匂いを嗅いでくれた。生意気盛りの小僧じゃなくなったからかな?デラックスな仲間ってわかってくれたみたい。
そういえば、ぼくはご近所の匂いチェックにあまり燃えなくなった。用を足す時も、もう足を上げていない。そんな気分じゃないんだな。
Bettyまで、ぼくのシワシワになったあの部分の匂いをチェックして、微妙にマウントポーズをとっている。やっぱりぼくはこの町の下っ端の下っ端に転落したのかな?自分じゃよくわからないけど。
というわけでちょっと気落ちしたので、ママが押入れの片づけをしている時、勝手に入り込んで中に引きこもってみました。
ちょうどいいサイズです。
これは落ち着きますな。
ママのおばあちゃんは昔々信州で小さな旅館をやっていたそうだ。和風旅館と言えば布団に浴衣。ぱりぱりのシーツやカバーの山。本館と新館に6畳ほどの布団部屋がそれぞれあったとか。
長期の休みにやってきた小学生のママが、こっそり遊んでいたのはそんな布団部屋。大人の背丈ほどもある布団の山によじ登って、漫画を読んだり、禁断のおやつを食べたり。忙しい大人たちは気がつかないのか、気がつかないふりをしていたのか。時々布団の雪崩が起きて、崩れた山を直すのにずいぶん苦労したんだって。
だから、ぼくが押入れに入り込んだら、ママはなぜか大喜び。Aoaoまで入るって言い出したのには驚いたけれど。君は高3でしょ。
旅館はとっくに廃業してるから、布団部屋を知らないAoaoにママは同情していた。そういうおかしな場所は子ども時代に必要だからって。
まあ、Aoaoは小さい頃からおじいちゃんの家に行くと野放しで、家の中好きなところに潜り込んでのんびりしてきたからいいんじゃない?
マンションは人の距離が近すぎるよね。山育ちのママの意見ですけど。
さて、犬にとってはどうなんだろう?ぼくの場合、いつもだれかとくっついていますけどね。
ところで、Bettyは意外に慎重だから、ママが張り切って片づけを始めると近寄らないんだ。押入れなんか覗いたこともないはず。堅物だねえ。
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