ぼくは今のところ幸せな子犬なんだって、時々ママに説明されるDenny。
ほんのちょっとのきっかけで、いろいろな運命が犬たちに降りかかるんだよって。
この町には、ぼくみたいに生まれてからずっと人間に見守られて、すくすく育った犬ももちろん多い。
でも、すべてをリセットして、ここで新しい生活を始めた犬も意外にいるんだ。
身近なところでいうとBetty。ブリーダーに返品されてもてあまされていたところを、Mr.ずがこの町に連れて来て飼い主を探してくれた。
うちの子になった直後のBetty。
ママから片時も離れなかった。
高速道路のパーキングでさまよっていたダルメシアンのFanta。子どもたちが土手から助け出したハナ。Cookieのボーイフレンドのひとりインディもそうだよね。Bettyといっしょにのし歩くスタンダードプードルのLiliも。
保護団体から譲り受けた犬たちもいる。臆病だったキャバリアのリリンはずいぶん明るい子になったんだって。
中には大切な犬を空の向こうに見送った後、犬の里親になった方もいる。先代の犬からもらった愛情や喜びを、新しいチャンスが必要な犬に注いでいるんだ。
来週、我が家のお隣に5才ぐらいの黒ラブのおねえさんが、やはり保護団体からやってくるんだ。
ゴールデンのルカ姉さんを亡くして、さびしそうだったアポロ兄さん。彼の妹になれるかどうかしばらく試すんだって。
もう1回会ってみたけれど、相性はなかなかよかったみたい。やせっぽちでおとなしそうだったとか。でも尻尾の振り方がものすごい勢いなんだって。ラブだもの!
この話を聞いたママは大喜びだ。しかも黒ラブ。そのうち、ぼくとこっそり交換しちゃうかもって脅すんだよ。
ぼくたちと遊んでくれるかな?一緒にドッグランで走りましょうねって言われたけれど。慣れるまで礼儀正しくしなさいってママに警告されている。
この町を気にいってくれるとうれしいなあ。犬仲間のみんな、きっと大歓迎するよね?
隣同士でゴル&黒ラブコンビって面白い。どうかお試しが成功しますように。
2 comments:
あらっ、それってもう決まり!
お隣同士で黒ラブとゴルなんて組み合わせ、めったにないよね。
ルカ姉さんは、きっと元気を出して!ってとびっきり明るい子を飼い主さんの元へ送り届けようとしているのかもねぇ。
ひろりんさん
灼熱のつらいつらい夏の終わりに、
すばらしいニュースでしたね。
お隣の犬のことなのに、
我が家は勝手にわくわくしています。
黒ラブの女の子にもお隣さんご一家にも
新しいスタートになりますように。
やさしいルカ姉さん、空の上からお力を。
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