Pages

8/10/2010

Parallel Universe

 わたしは、ハイヒールみたいな華奢な足のBetty。もちろんラブとしては、だけれど。すばやい引きにはご注意ください。
 対して、Dennyはトレッキングシューズみたいなでかい足をしている。まだ体がグニャグニャしているので、大魔神の酔っ払いみたいな歩き方になる。子犬とは思えないすごいパワーなんだよね。

2匹だとすごい勢いで行進する。
前に出すぎだって!

  夏休みの間、夕方の散歩はAoaoが1匹担当する。今日は別行動にした。Dennyとママが気になって後ろを振り返りつつ、わたしはAoaoと先に歩いた。

 のろまのDennyはマンション横の広場でぐずぐずしているうちに、通りかかるいろいろな犬仲間に出会ってごあいさつ。しめて10頭ぐらいかな。 
 ひとりになると暑さが身にしみる。
歩くのがかったるいよ~。
消えちゃいたいよ~。

 Dennyも相手に応じてあいさつの仕方を変えられる。わたしも子犬の頃、人間たちに1番ほめられたことだ。多頭飼いの犬は、子犬の頃から空気を読めるんだよね。思い切りはしゃいでいいのか、おとなしくご機嫌を伺うか。

 ハリィ大王の飼い主さんMrs.ハリィにも、先日亡くなったキック女王の飼い主さんMrs.キックにも会えた。わたしたち姉弟は、この人たちだけには体当たりで飛びついてもいいって知っている。うちのママが勝手に許してしまった。ちょっと激しく甘えすぎかな。

 その後DennyはMrs.ハリィにリードを持ってもらって、夕涼みしていたハリィ大王とMr.ハリィに会いに向かった。
 ちゃっかり楽しているね、ママ。
 途中でわたしも合流。彼女がそのままDennyを連れて歩いてくれるそうなので、ママがわたしを、幸運なAoaoは手ぶらで家に。

 Mr.ハリィとのんびりしていたハリィ大王にごあいさつした後は、急遽DennyをMrs.キックにバトンタッチ。夏休みのMr.キックをびっくりさせに、彼女のお家に寄ることになったのだ。

 実はキック女王の家は、我が家と同じ棟の6階。しかも同じ位置のほぼ同じ間取り。Dennyは、わたしとママを残してエレベーターからさっさと降りていってしまった。なんの迷いもなく。

 大笑いのMrs.キックのお話によれば、Dennyはそこがてっきり我が家だと思っていたらしい。冷水シャワー目指して玄関に飛び込んだものの、違うお宅だと気づいてその場で硬直。そのまま、入ることも帰ることもできない。Mr.キックにやさしくなだめられても、固まったままだったんだって。世界が突然変わっていたんだからね。結局びっくりしたのはDennyだったんだ。

 我が家に戻るなり、Mrs.キックにお別れも言わずバスルームに突進していった。今日はいつもの散歩がずいぶん刺激的だったでしょう、Denny。

 Dennyの散歩を代わってくださったお二方とも、でっかい子犬の馬鹿力を久々に楽しんでくださったようだ。なつかしい!っておっしゃっていたね。
 今度はわたしのスピードも試してください。カラスと猫が視界に入ったら炸裂します。