ぼくは、おっきな体にちっちゃい度胸のDenny。
散歩で精神的に疲れたぼく。
Dennyがびびると、かなり目立つから
わたしまで恥ずかしいんだけどって
Bettyは困った顔をしている。
ぼくの怖いもの。大きな音をたてる大きな車。
例えばトラック。横を通るのは命がけ。そもそも、ぼくはどんなお里で生まれたかわかっているの?って、ママはあきれる。
他には、いまどき変な音を出して走るバイクや車。何十年も同じような音を受け継いで、若いくせに想像力がなくてかっこ悪いって、ママはすごく馬鹿にする。
でも、ぼくは怖い。
見慣れないものは、とりあえずパス。二段式駐車場で、車が上にが動いているのは衝撃だった。突然現れたお祭りの屋台なんか、もう失神しそうだった。
名誉のために付け加えると、犬は大丈夫。どんな相手でもそれなりにごあいさつできる。
怖いときは動かない。無表情になって足を踏ん張る。その姿をぜひお見せしたいらしいけれど、ママもパパも必死だから写真なんか撮ってられない。ものすごい力だって嘆いている。
そんなときは陽気に声をかけて、トリーツを口に押し込んで気分転換を図ってくれる。
ママの妹がプレゼントしてくれた
フリーズドライのレバー。
トリーツにするならこれが1番。
小さく砕けるし、手がべたべたしないから
ママも気に入っている。
あるいは、我が家のエントランスの近くなら死に物狂いでダッシュする。そんな時はママがふんばって動かない。綱引きと一緒だね。一歩足が動いたら引きずられる。帰るなら、ママの速度で帰る。意地の張り合いで、左手の小指の皮がすごく角質化してきたらしい。
Bettyの怖いものは、相変わらず例のうちわとドライヤー。そしてAoaoを叱るママの声。つまりママが怖いんだな。
Aoaoのきらいなものは蜘蛛。部屋にいたりすると悲鳴が上がる。もちろんパパもあらゆる虫が苦手なので、ママがつまんでベランダに離す。なぜか蜘蛛は殺したくないんだって。
さっきは、蜘蛛を追い出す交換条件で、Aoaoに肩を揉ませていたよ。人の弱みにつけこんでいるのは誰?
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