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6/09/2010

Les Enfants Terribles 2


 ぼくは、遊ぶチャンスは逃がさないDenny。
 昨日の嘔吐事件の反省から、人間たちは「食べたらバトルさせない/食後ぼくを無理に抱っこしない/バトルは合図で終了させる/作戦」を始めた。ママは仕事もあるのに、Bettyとぼくが起きている限り気が抜けない。

 うちの人間にとっては、トイレのしつけのほうが楽らしい。ぼくはもう自分でトイレに行けるからね。

  大体ね、遊ぶために子犬は生まれたんだ。Bettyと戦うのはすごく楽しいよ。野生の血が沸き立つんだよね。だから眠くない時は、いつごはんを食べようがどうしようが、Bettyにぶつかっていくんだ。

音もなく忍び寄ってガブ!

  今日はやけに2匹とも寝技でバトルしている?とママが怪しんでいる。そうでしょうとも。ぼくは彼女がほっと一息ついて横になった時、ママに甘えてでんぐり返りをしてガードが緩んだ時、すかさず襲いかかるんだ。

 10.2kgになったぼくに、首すじを噛まれてのしかかられたら、そう簡単に跳ね返せないでしょう。21kgしかないちびラブだものね。

いつまでいい気になっているの!って投げ飛ばされる。

 ママは1日がんばって、バトルが加熱しすぎた時、Bettyを冗談みたいに少しのトリートで呼び戻すことができるようになった。
 さらに、いざとなったらぼくをクレートに強制収用して、体をやすめさせることにも成功した。ママが背中を正面のスチールの扉に押し付けて、黙って本でも読まれちゃうと、諦めがつくんだ。ひとりじゃないけれど、相手をしてはもらえない。人間の顔が見えないから交渉の余地もない。
 これは閉じ込められることが異常なほど嫌いだったBettyを、クレートで寝かしつけるため、ママが苦し紛れに思いついた「背中で語る作戦」だ。

 この作戦をしている暇がないときは、首輪をつけてリードでママのベルトにつながれる。かつてCookieにからんでからんで止まらなかったBettyもつながれた。因果応報。でも、これは最低。不愉快極まりない。

きらいだよ、つながれるなんて。
 おかげで今日はフードは完食。吐いたりしていない。牛肉も復活。もう残ったフードを寄せてもらわなくても、ひとりできれいに食べられる。