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6/30/2010

Be our guest!

 わたしは、おとなしいと誤解されるBetty。
お散歩で会う方の多くは、わたしのことを年の割りに落ち着いた娘だと勘違いしている。

 でも、生後3ヵ月頃家の中でCookieにあまりにからむ時、わたしを抑えるためにリードをつけられて以来、わたしにとって首輪とリードは束縛の印。
 お散歩デビュー直後は、リードを引っ張ろうものならママは石になって動かないので、200mを30分かけて往復して終わった。最近はけっこう甘いものの、好き勝手があまり許されないので、ものすごく我慢しているに過ぎない。

 ノーリードのわたしは、危ない女。特に見知らぬ訪問者には容赦ない。

だれ?誰が来たの?
 
 リビングの横のAoaoの部屋のエアコンを買い換えたので、今日は取り付け工事があった。サービスの方がやってきて、約1時間半かけて取り付けてくれた。当然、わたしはむかつく。

 まず、2匹ともリビングのサークルに入れられたが、あまりにうるさいので寝室のクレートにそれぞれ格納。

 ここで、ママが余計なことを思いついた。このまま怒れるBettyといたらDennyも、来客の度に逆上する犬になってしまう。怒るより慣れろだわ!

 そこで、Dennyに首輪とリードをつけ、リビングで工事を見学することにした。大物Dennyは電気ドリルの音にややビクつきつつ、ママの足元にお座りして静かに見ていた。嫌いなはずの首輪も、噛みたいだけのリードも気にせず、すべてをじっと見ていた。

 30分後、さらにママは余計なことを思いつく。
 ほんの2歳のBettyは、まだいかようにも育てられる。うるさい子だとあきらめず、少しずつ慣らしてみよう。人のよさそうなサービスマンなのをいいことに、勝手に犬のしつけを始めているママ。

 Dennyと交代で、リビングに来たら、Aoaoの部屋に誰かいる!ママが「座れ」だの、「静かに」だの言っているような気もするけれど、聞こえなかったことにする
 あいつは何なの、どうしてそこにいるの、帰ってよ、出て行ってよ!!リードを離してくれたら退治するわ!

ちょっと肩貸して。あれは誰なの??

 ようやく怒って通じる犬じゃないと思い出したママは、Mr.ずのジャーキーを提示。黙って座っている限り、ジャーキーがもらえることになったらしい。目の端に映るあいつが不愉快だけれど、吠えようとするとジャーキーがちらちらゆれる。

  それからまた30分、「来客を威嚇しないほうがいいことがあるジャーキー作戦」が続いた。
 ママはわたしの集中力をほめたけれど、わたしの一挙一動を監視し続けたママも相当しつこい。B型人間ってみんなこんな風なの?もちろん写真なんて一枚も無い。真剣だったから、そんな余裕はなかったんだ。

 サービスのやさしいおじさん、うるさくてごめんなさい。ママのコマンドも珍しく人前なのに本気だったから、怖かったでしょ。いつもは温厚なお母さんのふりをしているけれど、本当のコマンドは低い声できびしいんだ。

 ママの試みがいつの日か成功すれば、わたしは淑女になり、Dennyが紳士になっているはずだけれど、どうかな。あきやすいのもB型だからね。そのくらいの方が息苦しくなくていいけれど。

6/29/2010

Dog Pack Behavior

 ぼくは、腰抜け突撃隊Denny。
 今日は、Mrs. マックが、スタンダード・プードルのリリ姉貴4才を連れてきてくれた。

 先代の黒ラブのマックは、Cookieの初恋の人。フィールドタイプの黒ラブの雄なら、まさにかくありたいと思わせる、たくましくてかっこいい兄貴だったそうだ。
 Mrs. マックは、Cookieにお花を持ってきてくださった。Cookieもよろこんでいるよね。ママは、Cookieは空の向こうでマックを絶対に探し出して、また甘えているような気がしている。

寝室の思い出コーナーにお供えしました。
ぼくたちこの部屋で一緒に寝ているんだ。

  リリ姉貴は、Mr & Mrs マックが里親になって引き取った子だ。一昨年遠い北陸に家族でお迎えに行って、この町にやってきたんだって。
 以来このリリ姉貴にBettyはなぜか絶対服従。お散歩で会うと、お供しますって感じで、一緒に周囲をにらみつけながら歩く。「レディース」って言葉、今も通じるかなってママは笑う。

 しかし、家の中はぼくたちの「群れ」のテリトリー。お散歩での関係がどう変わるか、ママは実はドキドキしていた。

 最初はぼくたち2匹はサークルに閉じ込められ、リリがこの家をチェックし終わるまで待った。扉が開いてはしゃいで飛び出したぼくだが、やはりBettyは一歩引いて礼儀正しい。

お初にお目にかかります。Dennyです。
こんなふうに遊んでいます。
けっこう荒っぽいです。

 最初の緊張が解けて、ぼくたちのバトルなどをごらんに入れたぐらいから、Bettyが変わってきた。よその家で神妙にしているリリ姉貴ならなんとかなると見たらしい。

 いままでバトルを誘ったことなどないのに、しつこくあおる。そういう話なら、ぼくも一枚噛まなくちゃって、ぼくもリリ姉貴を追い回す。英ゴルのジュディにやったみたいに、2匹の群れで狩りを始めたんだ。
 ぼくと体重は1キロしか違わない小柄なリリ姉貴だが、フットワークは何十倍も違う。だんだん興奮する3匹。
 これが楽しいバトルで終わるかどうか、ちょっと微妙なところ。

 もちろん小心者のママが許すはずがない。念のため装着されていた首輪でBettyは捕獲。気持ちが少し治まるまで止められた。

 いい気になって先輩をからかっていたぼくは、気がつくと味方のBettyは囚われの身。当然ひとりでは戦えないので、ピアノの椅子にもぐってごまかすしかない。お上品なリリ姉貴が、許してくれて助かったよ。

 でも、しばらくすると誰かしらまた始めたくなるんだ。とにかく、興奮が高まらないうちに、捕まえるかおやつで気をそらすことを繰り返すうちに、疲れて3匹はお昼寝。
 ママたちは、ラブとゴールデンの違いなんぞをおしゃべりする時間がたっぷりできたでしょ。

 ごめんなさい、リリ姉貴。ぼくらは群れになるといい気になっちゃうらしい。でも、また来てくれるかな?リリ姉貴は動きがかっこいいんだ。ぼくが真似するのはむずかしいけれど。

 やさしいMrs. マックは、Bettyの新しい家族探しの際、Mrs. ず から送られた画像を見せてくれた。移送中の車の中で撮影されたそうだ。こんなに心細げな子犬が、先輩を追い詰める今どきの若い娘になるなんて。
 
だれもわたしを愛してくれないの・・・。
ちょっとばかり激しい赤ん坊だから。

6/28/2010

How to teach him a lesson?

 わたしは、Dennyの教育係りのBetty。
 だんだんふつうの犬らしくいたずらを始めたDennyだが、わざわざ人間に見せつけたいらしい。


誰の靴下が好き?

 乾いた洗濯物じっくり漁って、だれかしらの下着をくわえ出し、すごく自慢って感じに胸を張って小走りをする。当然発覚して、あっさり捕獲される。
 わたしも同じ頃、同じようなものをさっと掠め取って、猛ダッシュしたのを思い出して、ママはおかしくてしょうがない。

 「ベチ子さん、こらしめておやりなさい!」って水戸黄門になって、わざわざDennyをわたしのところに連れてくる。そう言われたらやるしかないわね。

Dennyのいやなところは

バトル中なのにカメラ目線をすること。
本気でやってほしい。

顔がしわだらけのくせに
ちゃらちゃらしてるんじゃないの!
 
 まあ、わたしもまだ2歳の若い娘なので、時にはDennyに理不尽なこともしてしまう。おもちゃの横取りだってするし、押しのけて転ばせて踏む。ちっともへこたれないDennyは、なかなか見所がある。
 デニ男くん、強くたくましい男におなんなさい!

よその犬のものって、魅力的に見えるのが世の常。

これもこれもみんなわたしがほしい!
ってことで、またバトル開始! 

6/27/2010

Too Much Leisure Time

 ぼくは体力がついてきたDenny。

 寝起きもよくなったよ。
昼寝の後のおしっこも完璧だ。  

 前のようにへそ天で寝てばかりじゃないし、腹ばいになってぼーっとしているだけでもない。自分からBettyをしつこく襲うし、独りテニスボール狩りもする。パパの脱ぎ散らかした服をママに持っていって、喧嘩の原因もつくる。力も好奇心もいっぱいあるんだ。そして時間も有り余っている。暇が怖いんだ。

 最近Bettyは子守に疲れると、寝室のクレートの1つに避難する。ママはBettyを休ませるために、ドアを閉めてぼくたち引き離すことにしている。

 かつてCookieは、同じクレートにBettyが入り込もうとすると、低い声でうなっていたそうだ。結界が張られていて、雷のひどい時以外は崩されることはなかった。

 Bettyは案外やさしくて、ぼくを本気で怒ったことがない。一緒におやつを食べる時もけっこう寛容だ。

お昼寝の時もなんとなくそばにいる。
 
 ただ、ごはんの前は気が立っている。空腹のストレスをぶつけるのか、バトルはいつもの何倍もきつい。ごはんが出される直前は、叫びながらぴょんぴょんはねているので、ぼくは弾き飛ばされて踏まれる。Bettyがどのくらい激しいか、よその人は想像できるかな?

 そんなぼくたちをこの家に送り込んだMr.ず が、突然家庭訪問にやってきた。ママが玄関を開けながら、「やれ!やっつけろ!」と言うので、思わずBettyとエレベーターホールまで駆け回って歓迎しちゃった。(人間のこどもは、ママの真似をしてお客さんを犬に襲わせてはいけないそうです。)
 Mr. ず のとうさんだ!今日は手作りジャーキーをお土産に持ってきてくれた。舶来品のジャーキーメーカーなるものを取り寄せて、大量に各種ジャーキーを作ったそうだ。ぼくらだって食べきれないくらい。
左から、牛肉、馬肉、鶏肉。
子犬にもわかるおいしさ!
 
 でも、パパとAoaoが迷いなく食べていた。肉なら何でもいいんだな、この2人。水分が少し残っていて、手で裂けるのがいいね。  
 Mr. ず、いつもごちそうさま。今度はかめ子を連れてきて!

6/26/2010

So You Think You Can Dance Season 5!

 わたしは華麗なステップを踏んでボールをキャッチするBetty。

エレベーターホールから気合がはいる。
しかし、このアイアンバロンのボールを、
いつのまにか失くしちゃったパパ。
 
 今日はDennyが生後3ヵ月となり、ず家や我が家のおなじみのとがさき動物病院に予防接種のため出かけていった。

 ママが重いDennyを必死で抱っこしていた待合室にやってきたのは、本当に黄金色のゴールデン、メラニー。フィラリアの薬のため来院したそうだ。

 彼女はCookieの同級生イエローラブのミッフィーの妹。我が家とは3代にわたるお付き合いなのだ。ちょっと重く曇った空の上で、ミッフィーとCookieが、「ママたち、病院ではしゃいでるぞ!」って笑っていそうだね。

 13.2kgもある3ヶ月の子犬だが、お散歩もシャンプーもこの予防接種後2週間ぐらいがまんと言われたそうだ。まあ、あわてなくてもいいかなあ。

 自宅待機の赤ん坊は置いておいて、わたしはさつきドッグランに出動だ!先週末の草刈隊のおかげで、この見事な緑のグランド!

さあ!さあ!パパ!
絶対に取る!投げ方が下手でも取る。
 さあ、もう一回!

 先日のサッカーにはあまり燃えない母娘だが、今夜から始まるFOXアメリカン・ダンスアイドル シーズン5(原題 So You Think You Can Dance Season 5)には興奮している。もちろん今までのシーズンは全部見てきた。米国ではすでにシーズン7まで放映されているらしい。
 MTVのAmerica's Best Dance Crew もよかったけれど、この番組は格別なんだって。

 実は赤ん坊の名前は、シーズン3で惜しくも準優勝となったDanny Tidwellからいただいて”Danny”にしてもいいかなあ、といろいろ悩んだりしたのだ。あいつには似合わない名前だと思うけど。

 Aoaoは、トウシューズでなんとか踊れるまでクラシックバレエを習っていた。ママはCookieの散歩をしながら、レッスンが終わるのを待っていたりしたそうだ。

 もうそれ以上続けるには、神様が与えてくれた特別な資質や才能が必要だなと思ってやめてしまったけれど、ダンスはとても気になるAoao。彼女の女子校は中学からずっとダンスの授業があって、バレエシューズを週一回はき続けている。今年の運動会は最後のダンスだね。

 ママは犬の筋肉も好きだが、ダンサーの筋肉も好き。パパは司会のCat Deeleyが好き。

 どこがすごいのかわからないよ。

 この家族が興奮して絶叫しているのに慣れなきゃだめだよ、Denny。

6/25/2010

Gorgeous Wakame

 わたしは、なんでも食べるBetty。
 ごはんを残したことが一度も無い。ゆっくり食べたことも無い。

 去年の話だけれど、わたしは避妊手術から帰宅した時、直行した冷蔵庫の前から動かなかった。(Cookieの時は、手術のショックでケージに引きこもっていたらしいけれど。)
 「ごはん!」
 ママは消化がいいようにと、おかゆにやわらかくゆでた小豆をつぶして混ぜてくれた。
 「肉!」
 Aoaoならそういって怒るけれど、わたしは日本語がしゃべれない。

こんなわかめ初めて!!

 先日Mrs.キックからいただいた立派なわかめが、今日のごはんの材料になった。
 Dennyはわたしのごはんのお肉や野菜を、パピー用のドッグフードに混ぜている。もちろんお汁もたっぷりかけてやわらかくしてから。いろいろな野菜は、みじん切りにして消化しやすくしている。心配性のママはうんちをチェックして、本当に消化できているか確かめてもいる。
 今のところ、わたしがよく食べる食材はすべて大丈夫みたい。今日は初めて海草が入ったわけだ。そう言えばセロリも新登場だよね。
 
Cookieと2匹でママの後ろで
黒いイルカみたいに飛び跳ねていた。
待ちきれないんだもの。
でもこの時はもう闘病中で、
ミキサーでさらに細かくしていた。

 数年前から我が家は手作り犬ごはん。Anny & Judy の飼い主さんは「ペット食育指導士」で、ママはなにかとご指導を受けている。なかなか始めにくい手作り犬ごはんも、身近に先生がいらしたら勇気も出る。

 もっとも、ママは手の込んだ犬ごはんを作るわけではなく、ありあわせの各種材料を細かく刻んで、大鍋でたっぷりのお湯で煮るだけ。
 超具沢山の牛汁、鶏汁、ラム汁、もしくはサーモン汁のローテーションって感じ。1日分もしくは2日分まとめて作って、約15分程度の調理時間。これをごはんの上にたっぷりかける。韓国のクッパってお料理と同じ。
 
私のごはん分けてもらっているくせに、
最近態度でっかくない??

 でも、Dennyはこれを混ぜるようになってから、フードを残さなくなったんだ。赤ん坊にもわかるんだね。

6/24/2010

Are you all set?

 ぼくは、足裏も毛深いDenny。

ラブと比べられてばかりでうんざりだけど、
あの連中はこんなややこしい長い毛はないらしい。

 もうすぐ生後90日。13kgは超えている。
 ボールをレトリーブすることもできるようになったし、全てのソファーにもベットにも乗ることができる。
 おトイレの失敗はほとんど無い。ごはんもかなり高速で完食できるようになった。

角度によっては同じくらい大きいでしょ。
取りに行って・・・、持ってきて・・・、お菓子と交換で・・・放す。
ゴル的にゆっくりだけれど、できる!

 子犬的に準備も完了したぼくは、今どうしてもしたいことがある。

 
これ?
??

 この悪戯は受けると思って、ママとAoaoの反応を待っていた。2人ともぼくが妙に無表情なので、じっと見つめるばかり。Bettyまで遠巻きに見ているだけ。
 このぼくの無表情な静止状態に、家族はいつも戸惑う。まつげで白目が見えにくいのも原因かもしれない。ベティはなにかやらかした時は、ちょっとずるそうな挙動不審の顔つきになる。

 ぼくのこの顔によく似ている「もの」があるのだが、ご紹介したい画像がみつからない。Coming Soon! のはず。

 そうじゃなくて、ぼくがしたいのはBettyと一緒に散歩に行くことだ!あんなにBettyがはしゃぐからには、なにかすばらしいことに違いない。
 今週末、予防接種が済んでしばらくしたらってママは言うけれど、なんのことかわからない。いつもいつも留守番ですごく不公平な気がする。
 
Aoao、どうしてもだめですか?

噛んでやる、リードは渡さない。
がじがじ。
ママ、止めないでよ・・・。
(とろいDenny。ラブなら振り切って
絶叫して飛び出しているはず。)
 かなり地味な気分。

6/23/2010

Her Majesty's Dogs

 わたしは、バトルより砂肝ジャーキーを選ぶBetty。

 いかにも梅雨といった空模様の今日、MダックスのAnny と英ゴルのJudyが、わたしたち姉弟とタッグマッチをするためにやってきた。観客は同じく英ゴルのハリー大王とハスキーのキック女王の飼い主さんたち。

 ごあいさつするやいなや、Mrs.キックのカールした長い髪の毛に、いきなり後ろから飛びかかったDenny。ショートの人間しか会ったことがなかったっけ?Mrs.キック、大変失礼しました。

緊張感が感じられない英ゴル2匹。
燃え上がるまで時間がかかる?

 まずは、Judy。
 9ヶ月のJudyのおっとりした誘いに、Betty & Dennyは2匹で調子に乗って追いかけ、引き倒し、のどを噛み、おもちゃを振り回した。助けて~と寝技を使いつつ、顔は余裕いっぱいの不思議なJudy。もしかしたら一番強いのは、このスレンダーなお嬢ちゃまかも。

 さらに残念ながら、10才のQeen Annyには完敗。
 彼女はゴールデンの赤ん坊を見事に育てた、誇り高いMダックス。さつきドッグランのQeenのうちの一匹だ。もちろん13歳のキック女王を忘れてはいけないね。

 何も知らないDenny。初めて身近に見るダックスを甘く見て挑んでいったが、鋭く怒られて退散。2度とお邪魔はしませんって感じ。

 
全員整列!
Mrs.ハリーの前に参上!!
Mrs.ハリーは手作りおやつの天才。
今日のお土産は砂肝ジャーキー。
Dennyは初めての砂肝に大興奮。

 わたしはAnnyのおやつに手を出して、久々にAnnyに雷を落とされた。大きかろうが小さかろうが、先輩には絶対服従が犬の道。でも最近のわたしは、弟もできて調子に乗っているから、ママはちょっと心配だった。反撃したらどうしよう・・・。今日はひろりんさんがうまくさばいてくれた。いつもながらお見事。
 犬はぬいぐるみじゃないから、いつ何が起こってもおかしくない。慎重に慎重に。でも、アレルギーでくしゃみと鼻水が止まらない今日のママは、どう考えてもパワー不足だね。


 わたしはCookieにもよく怒られたなあ。ごはんがひと粒、Cookieのごはんボウルの横に落ちているのを食べたら、気が遠くなるほど怒られた。後で見たら、わたしの耳にごはん粒がついていたから、けっこう厳しい教育的指導だったみたい。

 Annyは無礼を働いた時のみ、お怒りになる。自分の分際をわきまえている限り、下々には干渉はしない。その辺がとてもクール。

 わたしたち姉弟、見事に完敗いしたしました。今後もQeen Annyにお仕えいたします。Judyはまだまだ成長が続く不思議な子なので、要観察かな。

すごく疲れた。

ひどく疲れた。
 

6/22/2010

Hooligans

 ぼくは、最近少々荒っぽくなったDenny。
 のろのろと電池切れ寸前のぬいぐるみみたいで、病気かも?なんてママが心配していた頃とは、一味違う男になった。

ママが掃除機をかけている時は
特大アキレスをかじる。
まるで歯が立たなかったニワトリ
やっと傷がついてきた。
ちなみにBettyは15秒で頭頂部に穴。
 
 しかも、むやみやたらに目の前のものを、しみじみかじっていた頃とは違う。ぼくのおもちゃがどれか、理解できるようになった。紙類もケーブルも、家具も靴も、たいして気にならない。
 もっとも一匹になってとことん退屈したら、わからないけどね。

 だが、破壊力はまだまだBettyにはかなわない。たった2年前の彼女の赤ん坊の頃のおもちゃは、何ひとつ残っていないのだ。
 多くはぼろぼろのかけらになって、うんちの中に混じっていたそうだ。ぼくはまだ、青く透き通った粒入りうんちなんかしていない。
 
Bettyが手伝うと、ごく細かくしか削れないはずの
木のかけらもかなり大きくなる。危険なので没収。
 
 もっとも、今も2匹で引っ張りっこしたものの多くは原型をとどめていない。結局よくあるロープが一番長持ちなのかも。

破壊の女王Betty。
でもかなり手加減している気がする。

Aoao、星一徹って知ってる?

 1日3回のぼくのごはんにあわせて、Bettyも何かしら食べる。
これはぼくのお昼ごはんの時のこと。自分のスープを飲んで、大急ぎでぼくの食べているものをチェックしにきた。こんなにあわてなくてもいいのに。

 でも、ぼくの食べ方も少し似てきたらしい。「やっと犬らしくなった」って家族のみんなはほめるけれど、本当にいいのかな。

 
 

6/21/2010

Heaven

 わたしは、すてきな先輩がたくさんいる犬、Betty。
 今日の午後、お隣の13歳のゴールデンのルカ姉さんが亡くなった。体調の波があったようだけれど、先日楽しそうにお散歩しているのを見かけたばかり。

 飼い主さんの傍らで、眠るように亡くなったそうだ。幸せな最後だったのでは、とママはいうが、わたしは犬だからよくわからない。そういうことを考えたこともないし、考えないまま、毎日毎日を一所懸命生きていく。

気持ちよく乾いた洗濯物の上で
なぜか暴れるのが好きな2匹。
ルカ姉さんとアポロ兄さんみたいに、
わたしたちもすてきな姉弟になれるかな?

 わたしがこの家にもらわれてきた時、ルカ&アポロはちょうど家族で転勤から戻ってきたんだよね。
 まだお散歩のできなかった頃のわたしを、お家で弟のアポロ兄さんと一緒に遊んでくれた。やさしいけれど、姉さんは大先輩だからちょっと緊張したなあ。あの時、お漏らししてごめんね。

 ついこの前、Dennyをママが必死で抱っこして外に出た時、ルカ姉さんにもあったよね。
 重いからもういいやって少し地面に下ろしたら、Dennyは迷い無くルカ姉さんのお腹の中にもぐっていった。とらママのおっぱいと間違えているってみんなで大笑いしたっけ。でも、少しも怒らないで、余裕のルカ姉さんだった。

 以前シャイロシェパードのバールの飼い主さんが、ママに教えてくれた歌を送ります。ママはこれを聞くと泣くけど。

 Brain Adams "Heaven"   (英語歌詞はこちら)

 家族を支えているアポロ兄さん、いつでもベランダ越しにわたしたちを呼んでね。

6/20/2010

The OC

 ぼくは、このドラマのセスの役を演じてみたいDenny。

 ぼくの兄弟会が早くも開催された。会場は、海ほたるを越えたBrother ライの別荘。Bettyは受験勉強中のAoaoの監視をしつつ、自宅待機となった。初めてのみなさんばかりだから、ここは慎重に。実はぼくは、お里でほとんどの人間や先輩犬たちにお会いしたことがあるんだけど。

 ぼくは、途中車酔いして少し吐いてしまった。でも、すごい勢いでいきなりママの胸に吐いた赤ん坊の頃のCookieとは違って、ゆっくり上手に吐けて、実にえらいとほめられた。車にも常備しているコストコのキッチンペーパーは優秀。見事に受け止めてすっきり処理できた。

 正真正銘のだんご4兄弟(古い)。
ぼくよりはるかにでっかいBrotherふう。
陽気なギャングスターのりゅう&ライ。

 うわさどおりの豪華別荘。ここ数年海外ドラマ(それも高校生が主人公のファミリードラマ)がお気に入りのパパが言うには、The OCの舞台みたいなんだって。まるで日本じゃないみたい!とママ。

 ここで会えたのは、ライりゅうふうかめの兄弟妹。そして、リッツ、メルティー、ピース、きなこベータの先輩方。

 いやあ、気持ち悪いのなんかあっという間に吹っ飛んで、遊んだ遊んだ。
 大きいお兄さんお姉さんは、外でバーベキューの準備のお手伝い。ぼくたちでっかい赤ん坊は、すばらしい室内を走り回り、バトルをし、おトイレを借り、倒れて寝た。ぼくたちみんな、似ているところや違うところがいろいろあって、人間のみなさん、実に面白いでしょう?

 ちょっと遅れてSister かめ、右端に登場。
すごく筋肉質な体なのは、すごく元気だから?

 パパは、ずっと感動したり興奮したりで、いい写真が取れていないので、みなさんのブログで楽しい再会ドラマの模様をご覧ください。

 こんなに大勢のゴールデンばかりに囲まれるのは初めてのパパとママ。にぎやかだけれど、どこかのんびりした雰囲気が犬にも飼い主にもあふれている。

 ラブだったら、こんなすばらしいお宅に、子犬と若い犬たちが何頭も集まることが可能だろうか?
 Cookieをはじめ天国に行ってしまった仲間達や、現役の元気いっぱいのラブ仲間の顔を思い浮かべてみると・・・かなり勇気がいるかも、とママは思う。
 すごく緊張感漂う、エキサイティングな場面が繰り広げられるはず。でも、あの大騒ぎがまたラブのよさでもあるんだけれど、と想像してママはにやにやしている。
 これは我が家の知り合いのラブだけの話かな?ぼくは気になるなあ。


 広い庭にあるバーベキューハウスには、アウトドア少年少女憧れの立派なバーベキューグリル。ハウスの中は強風が吹いてもまるで平気。
 すばらしい焼き加減で、次々とおいしいものが人間達に配られる。驚くほどおいしいお肉と、グリルを担当してくださった方々の腕前に、パパもママも感涙していた。この焼き方、只者ではありません。おそれいりました。
 犬達はおりこうさんばかりで、傍らでよく我慢している。鬼気迫る顔でよだれをたらして待っているような犬もいない。ねえ、Betty。

騒ぎすぎて電池切れのぼく。
ごちそうの下で寝てる。

リビングからバーべキューハウスに続く
ゆるやかな坂で盛大におもらししたのはぼく。
お許しください。

 今日はさつきドッグランの草刈の日でもあるので、途中で我が家は帰路についた。
 うちのパパもママもおいしくいただくばかりで、あまりお手伝いせず失礼しました。楽しいパーティを本当にありがとうございました。

 帰りは爆睡という言葉そのものの寝方をしていたらしいぼく。車に酔うことも無く、気がつけば我が家。
 ママは軍手を持ってドッグランに向かっていった。

6/19/2010

Girls Talk

 わたしは、蜂のさなぎに似ているとママに言われるBetty。
信州の真性森ガールのママ、どこで蜂のさなぎを引きずり出したの?

 今日はAoaoの友達がやってきた。我が家に来るのは初めてのお嬢さんだ。
 柴とコーギーを飼っている。ラブとゴルとどこか相通じるセンスだね。大型犬は怖いという彼女も、ぽにょぽにょのDennyと、ぴかぴか黒く光る私に取り巻かれてご機嫌がいい。あいかわらず愛想がいいよね、Denny。

 ママは恒例の週末コストコに買出しのついでに、久々あのティラミスを買ってきた。冷凍ジュースとともにお嬢様方のお茶の時間。

 
新聞紙4分の1ぐらいの大きさ。
こんなのに悲鳴をあげて、携帯で撮影している娘たち。

 甘いものに目が無い女子高生(と、パパ)。どうやったって食べきれないものは、冷凍庫送りとなる。ティラミスはアルミのカップに小分けされ、タッパーに格納されて冷凍庫。

今回ついに手を出してしまったガーリックブレッド。
二段重ねのすごいボリューム。
でも、焼き方のせいか意外にソフト。

 人間の女の子は幼稚園の頃から観察眼を磨きだす。まるで子犬が、兄弟や親、先輩犬のお尻の匂いを嗅いで、いろいろな情報を学んでいくように。もちろん、わたしたちは人間の表情や匂いの意味するものも覚えていく。
 人間の彼女たちも、これは生きるためには必要なスキルなのかな。

 特によその家のことはよく見ている。それをまた実に辛らつに親にも友達にも報告するらしい。幼稚園の先生やピアノの先生は、さぞかし面白い話を聞いていることだろうね。

 のんきに見える高校生Aoaoも、実はよく人間観察をしているのだ。特に、親がいる時といない時、裏表がある人には厳しい。子どもだと思っていい加減な扱いをしてはいけない。男の子はどうなんだろう?

 だから、ママは念入りに掃除して、にこやかにお出迎え。人間相手のこういう緊張感って時にはいいかも。

 見栄っ張りなママの思惑はともかく、女の子たちのおしゃべりは果てしなく続いている。
 いつも家族の話を黙って聞いているわたしたち犬がしゃべることができたら、人間たちは大パニックかもね。

 ママは、犬育てに疲れたのか、パパの夏風邪がうつったのか、今晩は目がもう閉じてしまいそう。

 
ちょっとおじさんっぽいまゆげが3本ずつ、
まだまだしわあり2ヵ月半。